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TポイントとVポイントが2024年をめどに統合へ 考えられるメリット・デメリットと、今やるべきことを解説


TSUTAYAなどで有名な「Tポイント」と、三井住友フィナンシャルグループの独自の「Vポイント」が統合し、2024年春をめどに新ブランドを立ち上げることが発表されました。

Vポイントは三井住友カード(NL)の人気とともに知名度が上昇し、ここ数年で急速に勢いをつけているポイントです。

対してTポイントはYahoo!から撤退し縮小傾向かと言われていましたが、今回の統合でどうなるのか注目されています。

「2024年春をめどに新ブランドを立ち上げる」とあるので、新しい名前の共通ポイントが誕生する可能性もあります。

今回の2大共通ポイントの統合で考えられるメリット・デメリットと、統合前にするべきことについて考えてみました。

2024年をめどに統合

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統合で考えられるメリット

TポイントとVポイントの統合されることで、加盟店の幅が広がりポイントが貯めやすくなることが考えられます。

Tポイントはここ最近Yahoo!ソフトバンク、ドトールといった大手加盟店からの脱退が重り、貯めにくいポイントになってしまいました。

またVポイントはSMBCグループの独自ポイントであり、クレジットカードや銀行口座などのサービスを利用しないと貯めることができません。

今回の統合でその制限がなくなれば、貯めやすく使いやすいポイントに進化します。

「Tポイント・Vポイントがなかなか貯まらない」とお悩みの方も、2024年春以降は貯まるスピードが速まるでしょう。

統合で考えられるデメリット

TポイントとVポイントの統合により考えられるデメリットは、今展開しているサービスの縮小です。

ネット証券の最大手であるSBI証券では、Tポイントを使った「Tポイント投資」を提供していますが、統合により三井住友フィナンシャルグループのSMBC日興証券との兼ね合いをどうするのか注目されます。

最悪TポイントがSBI証券から撤退となると、Tポイント投資をしていた人は大打撃でしょう。

新生銀行やスルガ銀行などでは取引によってTポイントが貯まるサービスがありますが、Tポイントが三井住友銀行系列になれば、こちらもどうなるかわかりません

またVポイントでは、対象のコンビニやマクドナルドなどの飲食店でタッチ決済で支払うと、5%ポイント還元されるサービスが有名です。

家族と一緒に使うと最大10%ポイント還元される「家族ポイント」もありますが、統合により今の還元率を継続していくのか、注視する必要があります。

TポイントとVポイント統合前にすべきこと

TポイントとVポイント統合後も、ポイントの価値は変わらないと考えられます。

1P=1円として使えるので、ポイントをそのままお買物などで使う分には今のままで問題ありません。

ただしTポイント・Vポイントを、他社ポイントと交換して使っている人は、注意したほうが良いでしょう。

TポイントとVポイントは提携先がかなり多く、以下のようにさまざまなポイント・マイルと交換できます。

・ Tポイント → JRキューポ → Ponta・永久不滅ポイントなど

・ Tポイント → PayPayポイント

・ Vポイント → ANAマイル・ソラシドエアマイル

統合後上記のように交換できるのか不明で、交換率が下がるかルートを塞ぐかの対策をしてくる可能性もあります

特に交換先がライバルの共通ポイントなら要注意です。

今すぐに対策する必要はないですが、今後の情報をこまめにチェックすることをおすすめします。

TポイントVポイント統合まとめ

TポイントとVポイントの統合で大きな共通ポイント勢力となり、新たな経済圏が誕生するかもしれません。

統合時には大きなキャンペーンを開催する可能性もあります。

2024年春まで、続報を楽しみに待ちましょう。(執筆者: 西本 衣里)

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