「休日割引」や「深夜割引」、無料の事前登録が必要な「平日朝夕割引」以外にも、ETCに関する割引はたくさんあります。
取り付けているETCの種類や高速道路の場所、事前に申し込みをすることで特典が受けられるものなど、さまざまな条件があるので紹介します。
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ドラ割
「ドラ割」とは、期間や対象となる高速道路を指定して告知している料金プランのことで、高速道路料金を定額で利用できる割引サービスです。
ヤフーやGoogleの検索サイトで「ドラ割」と入力して、「ドラぷら」(全国の高速道路情報サイト)のサイトからご覧いただけます。
優待サービスのあるプランもあって、通行頻度が多くなればなるほど普通に走行するよりお得になるものばかりですが、事前の申込が必要なので注意してください。
≪画像元:ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ≫
誤通行の料金が不要になる裏技
高速道路を走行中、分岐点などで間違えてしまった経験はありませんか。
目的地よりも手前の出口で降りてしまったり分岐点で間違えて反対方向を選択してしまったりして、仕方なく近くの料金所で降り、乗り直している人も多いはず。
もし、そういう状況になったときは、ETCカードを抜いてから有人の料金所へ行き、車を停めて「係員呼び出しボタン」を押せば対応してもらえます。
ただし、対応が不可能な料金所もあるので注意してください。
また、バーのないETC専用出口などでカードを抜いたまま通行してしまった場合は、管轄の高速道路団体などへ連絡をして支払い手続きが必要です。
手続きをしないと、不正通行で逮捕されることもあります。
アクアライン割引
≪画像元:ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ≫
「アクアライン割引」とは、浮島ICから木更津金田ICまでの「東京湾アクアライン」を対象とした割引のことで、海ほたるPAでのUターン通行も対象となっています。
ただしUターン通行とは、「木更津金田IC → 海ほたるPA → 木更津金田IC」もしくは「川崎浮島IC・JCT → 海ほたるPA → 川崎浮島IC・JCT」のように海ほたるPAで休憩し、海ほたる料金所を利用後、出発したIC・JCTに戻る走行のことです。
「アクアライン割引」の対象期間は、いまのところ「2025年3月31日まで」。
普通車で最大2,340円お得
アクアライン割引を利用すると普通車では最大2,340円、軽自動車では最大1,870円お得になるので、カードの挿入忘れなどないようにしておきましょう。
アクアライン走行で距離も時間も短縮
首都高湾岸線ほかを利用した場合と比べると距離は70キロほど短くなり、走行時間も約60分短くなります。
ただし、曜日や時間帯によっては、かなり混むので注意してください。
対象車両
対象となるのは、東京湾アクアラインの料金所をETC無線通信により走行される車両。
もし、ETCレーンの閉鎖などで、やむを得ず係員のいる車線を利用した場合は料金所にいる係員まで申し出る必要があるため注意してください。
注意事項
休日割引や深夜割引などETC時間帯割引、障害者割引とは重複できないため、割引額がもっとも大きくなるアクアライン割引が優先して適用されます。
併用してさらに得する
アクアライン割引には、併用できるサービスや割引があるのでみていきましょう。
ETCマイレージサービス
アクアライン割引は、ETCの支払額に応じてポイントがたまり、そのたまったポイントは通行料金の支払いに充てることができるマイレージサービスとの併用が可能です。
東京湾アクアラインを普通車で利用すると、80ポイントマイレージがたまるので、割引と併せて、さらにお得に走行できます。
ただし、事前にETCマイレージサービスの無料登録が必須です。
高速道路の大口・多頻度割引
たくさん走行する人なら、「高速道路の大口・多頻度割引」との併用がお得ですが、こちらは事前に審査があるほか、条件などもたくさんあるので事前にチェックしてみてください。
「高速道路の大口・多頻度割引」に申し込むかどうかは、「1か月に5,000円以上の走行をするか?」が目安です。
ETCサービスや割引で普段よりお得に
何気なく使っているETCも、割引やサービスを知っておくことで普段よりもお得に利用できる可能性が高くなります。
旅行の計画を立てるときや走行するルートを選択するときに、ぜひ役立てて節約につなげてください(執筆者: 山内 良子)
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