しばらく自粛していた遠方へのお出かけも、そろそろいいかな…?と検討されている方に。
2022年秋は、各地域を周遊するのに便利なきっぷがたくさん発売されています。
日頃から格安旅行を研究している筆者が、この秋おすすめのお得なきっぷを厳選して紹介します。
「家族全員分」のマイナポイント、どうやって申請する?子供の年齢別に選べる決済も紹介
1. 秋の乗り放題パス(対象地域:日本全国)
- おとな7,850円
- こども3,920円
- 2022年10月1日〜23日の間
日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーが、連続する3日間、自由に乗り降りできるきっぷです。
全国の普通・快速列車が乗り放題となることから、春・夏・冬に発売される「青春18きっぷ」の秋版ともいわれていますが、複数人での分割はできず、1人で3日間の周遊に使います。
全国のJRの主な駅とJRの旅行センター、主要旅行会社で購入できます。
2. 鉄道開業150周年記念 JR東日本パス(対象地域:JR東日本エリア+一部私鉄)
- おとな22,150円
- こども10,150円
- 2022年10月14日〜27日の間
フリーエリア内の JR東日本全線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の特急(新幹線を含む)・急行・快速列車の普通車自由席およびJR東日本が運行するBRTが3日間乗り降り自由となるきっぷです。
期間限定とはいえ、新幹線や特急の自由席が乗り放題になるなんて!と、旅行マニアの間では大きな話題となっています。
第三セクターの列車にも乗ることができるので、気になっていた東北の街に、新幹線と列車を乗り継いでお出かけするのにも便利です。
あらかじめ座席の指定を受ければ、新幹線や優等列車の普通車指定席に4回まで乗車ができます。
東北新幹線「はやぶさ」、北陸新幹線「かがやき」、常磐線「ひたち」「ときわ」、中央本線「あずさ」「かいじ」、東海道本線「踊り子」「湘南」などは全車指定席となっているので、このような新幹線・特急に乗りたい時は、4回の指定席枠を使うとよいでしょう。
JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」での限定販売で、利用3日前までの購入が必要です。
3. HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス(対象地域:JR北海道エリア)
- 2022年9月2日~2023年1月31日までの間(販売は2022年12月31日まで。販売状況次第で、早期終了の可能性あり)
JR北海道内の在来線特急・快速・普通列車の普通車自由席及びジェイ・アール北海道バス(一部路線を除く)が連続する6日間、乗り降り自由となるきっぷです。
普通車指定席(SL除く)も4回まで利用できます。
広大な北海道、複数の都市を周遊するのには特急列車の利用が欠かせないので、特急列車の自由席が乗り放題となるのはありがたいですね。
販売場所はJR北海道の主な駅の話せる券売機、指定席券売機、またはみどりの窓口となっており、北海道に着いてからでないと買えません。
販売期間が利用開始日の1か月前から前日までとなっており、当日利用開始分は購入できない(最短でも翌日からの利用開始)となっているのは少し不便です。
飛行機でどこかの都市に入り、翌日からのきっぷを買って1泊、翌朝から周遊開始、という使い方がおすすめです。
4. SUNQパス(対象地域:九州島内+山口県下関市・長門市エリア)
「SUNQ(サンキュー)パス」は、九州島内および山口県下関市・長門市周辺の高速バス、および一般路線バスのほぼ全線と一部の船舶が乗り放題となるフリーパスチケットです。
利用できるバス路線数は約2,400路線にものぼり、九州の移動を1枚で完結することができます。
2022年9月23日から12月23日までの間、「ドカンと!秋のSUNQ祭」と題したキャンペーンを行っており、
- 全九州4日券 通常14,000円が11,000円(3,000円割引)
- 全九州3日券 通常11,000円が9,000円(2,000円割引)
- 北部九州3日券 通常9,000円が7,000円(2,000円割引)
- 北部九州2日券 特別価格5,000円(通常設定なし、キャンペーン期間限定販売)
と、通常時よりもさらにお得な価格設定となっています。
九州は高速バスが発達しており、例えば福岡〜熊本であれば所要時間2時間弱、本数も毎時10-20分間隔で走っているので、都市間の観光をバスのみで完結させることは充分可能です。
格安旅行マニアがおすすめ
2022年10月11日からの開始が発表された「全国旅行支援」と合わせ、例えば…
東京から福岡までは「交通(飛行機)+宿泊」の旅行パッケージ商品を購入
福岡から九州内の周遊には「SUNQパス」を利用する
といった活用方法もありますね。
行きたい場所にあったきっぷ・フリーパスを研究し、お得な旅を楽しんでください。
【申込期間延長】マイナンバーカード申請は12月末まで! 今からでも間に合う「マイナポイント」かけこみ手続きスケジュール(最新修正版)