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「お金にモテる人」一般論への異議と、銀行員が考える「お金に好かれる人」の特徴


私は勤続30年の現役銀行員で、仕事を通して数え切れないほど「人」を見てきました。

その中にお金のほうから寄ってくる「お金に好かれる人」と、お金が去っていってしまう「お金にモテない人」がいることに気がつきました。

お金にモテる人

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一般論への異議

異議1:他人にお金を使える人は、お金が何倍にも増えて戻ってくる

残念ながら、銀行員としてこうした例には出会えませんでした。

他人にお金を使うのが投資であれば、そのリターンが得られる可能性もありますが、これは教訓的要素が強いと感じました。

異議2:お金を大事にする人には、お金が集まってくる

「お金がお金を呼ぶ」といったもので、似た内容の記事も多いようです。

これも教訓というより当たり前の事柄で、また行き過ぎも良くありません。

例えば今までに出会った人で「ケチ」「吝嗇」というような人がお金に好かれているとは銀行員生活で感じたことはありません。

お金を使わないことに苦労しているのに、結局はお金が無くなってしまうといった例を見てきたので、この論拠も共感はできません。

お金に好かれる人

お金に好かれる人とは、その人が持って生まれた人間性だけでなく、家庭環境や教育、そして生き方から発せられる人間的な魅力を持っています。

そういう人にはお金も集まって来るようです。

特徴1:「先祖代々お金持ち」は、その家に伝わるお金の哲学がある

ある人の家は、古くから土地の顔役的な存在でした。

昔は地域の困った人にお金を融通してあげて、しかも督促するようなこともせず、なかには「あの家に足を向けて寝られない」と感じる人もいたそうです。

篤志家(社会奉仕・慈善事業などを熱心に実行・支援する人)だったので、結果として助けられた人からさまざまな恩返しがあり、そのために財を成したとのことでした。

ある日、その家のおじいさんが旧紙幣(新札の束)大金を預けにきました。タンス預金だと話します。

「困った人への援助は惜しむな」と教えられ、家訓を守り常に他人のことを思いやる人間だったので、同年代からの人望は厚く、それが仕事に良い具合につながり事業が発展していきました。

すべての人に当てはまるものではありませんが、ただ意識を持つだけでも違います。

特徴2:飾らないからこそお金にも人にも好かれる

ある人は人望が厚いだけでなく、飾らない人でもありました。

見た目は筋骨隆々で顔も強面(コワモテ)で、初対面の時は怖かった記憶があります。

「従業員に仕事をやらせて、自分はふんぞり返るようになったらこの家は終わりと思え」と常日頃、祖父や父から言い聞かされ、現場で汗を流していました。

特徴3:魅力があると運も吸い寄せるが、それには努力が不可欠

銀行が主催する商談会の機会があり声をかけると、その都度喜んで参加してくれる方がいました。

実際のところ銀行主催のこうした行事は、なかなか人が集まらないことも多く、現場の銀行員は人集めに苦労をするものですが、仕事が忙しくても嬉々として参加してくれました。

取引する銀行へのアピールもあったかも知れませんが、それでも真剣に商売のチャンスだと考えていたようです。

商談会では何週間も前から準備し、デモンストレーションの稽古までして臨んでいたそうです。

こうした本気度が、周りと比べて余計に光ったのでしょうか、一流企業や上場メーカーと知り合うことができ、その後は新商品開発の話しなどもまとまり事業拡大につながったそうです。

ある日「普通なら門前払いになる大企業と名刺交換できたのはあなたのおかげです!」と、お礼を言うため来店してくました。

家柄や持って生まれた性格など、努力ではなかなかどうしようもない部分もありますが、今日から意識するだけでも何かプラスに変わってくると考えます。(執筆者:加藤 隆二)

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銀行員が出会って学んだ「お金に好かれる人」

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