6月16日(木)正午より、メルカリの配送サービス「メルカリ便」の利用料金が一部値上げとなります。
この値上げにより、他フリマアプリの利用を検討している方も少なくないでしょう。
そこで今回は、フリマアプリ3社の送料・手数料を徹底比較。
トータルでもっとも利益が出るのはどこなのか、まとめました。
【メルカリ】狙っていた商品が買われそうなとき 「横取り」OKとNGの境界線はこれ
フリマアプリ3社の手数料
送料を前に、まずは品物が売れた時に発生する「手数料」から見ていきましょう。
・ ラクマ:6%
・ PayPayフリマ:5%
参照元:メルカリガイド
ラクマ 【重要】「販売手数料」を改定いたしました
PayPayフリマヘルプ 出品にかかる料金
手数料だけ見ると、「PayPayフリマ」「ラクマ」「メルカリ」の順に販売手数料が低く設定されています。
数%の違いは小さいようにも思えますが、商品の価格が大きいほど差が出ます。
仮に1万円の品物が売れた場合、10%のメルカリ・ラクマの手数料は1,000円ですが、ラクマなら600円、PayPayフリマなら500円です。
金額が高い物を出品する場合は、もっとも手数料が安い「PayPayフリマ」を利用した方がお得です。
3社の送料を比較
「メルカリ便」の値上げにより、メルカリの発送コストが上がりました。
送料によっては、他社を利用した方が手元に残るお金が増える場合もあります。
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマの発送料金を、一覧にまとめて比較してみました。
参照元:メルカリガイド メルカリ便の送料
ラクマ 配送方法の選び方
PayPayフリマ「おてがる配送 配送方法 早わかり表(pdf)」
ヤマト運輸
まずはヤマト運輸のサービスを使った各社の発送方法です。
【ネコポス】31.2cm × 22.8cm以内
・ メルカリ:210円
・ ラクマ:200円
・ PayPayフリマ:170円
【宅急便コンパクト】
・ メルカリ:450円
・ ラクマ:530円
・ PayPayフリマ:380円
【宅急便】60サイズ
・ メルカリ:750円
・ ラクマ:800円
・ PayPayフリマ:700円
【宅急便】80サイズ
・ メルカリ:850円
・ ラクマ:900円
・ PayPayフリマ:800円
【宅急便】100サイズ
・ メルカリ:1,050円
・ ラクマ:1,150円
・ PayPayフリマ:1,000円
【宅急便】120サイズ
・ メルカリ:1,200円
・ ラクマ:1,350円
・ PayPayフリマ:1,100円
【宅急便】140サイズ
・ メルカリ:1,450円
・ ラクマ:1,550円
・ PayPayフリマ:1,300円
【宅急便】160サイズ
・ メルカリ:1,700円
・ ラクマ:1,800円
・ PayPayフリマ:1,600円
日本郵便
次に、「ゆうパック」などでおなじみの日本郵便の発送方法を各社比較します。
【ゆうパケット】長辺34cm・厚さ3cm・1kg以内
・ メルカリ:230円
・ ラクマ:360円(1cm以内は250円、2cm以内は310円)
・ PayPayフリマ:175円
【ゆうパケットポスト】
・ メルカリ:215円
・ ラクマ:175円
・ PayPayフリマ:175円
【ゆうパケットプラス】
・ メルカリ:455円
・ ラクマ:380円
・ PayPayフリマ:取り扱いなし
【ゆうパック】60サイズ
・ メルカリ:770円
・ ラクマ:800円
・ PayPayフリマ:700円
【ゆうパック】80サイズ
・ メルカリ:870円
・ ラクマ:900円
・ PayPayフリマ:800円
【ゆうパック】100サイズ
・ メルカリ:1,070円
・ ラクマ:1,150円
・ PayPayフリマ:1,000円
【ゆうパック】120サイズ
・ メルカリ:取り扱いなし
・ ラクマ:1,350円
・ PayPayフリマ:1,100円
【ゆうパック】140サイズ
・ メルカリ:取り扱いなし
・ ラクマ:1,550円
・ PayPayフリマ:1,300円
【ゆうパック】160サイズ
・ メルカリ:取り扱いなし
・ ラクマ:1,800円
・ PayPayフリマ:1,600円
【ゆうパック】180サイズ
・ メルカリ:取り扱いなし
・ ラクマ:2,100円
・ PayPayフリマ:1,800円
【ゆうパック】200サイズ
・ メルカリ:取り扱いなし
・ ラクマ:2,500円
・ PayPayフリマ:取り扱いなし
送料を比較してみると、手数料と同じく「PayPayフリマ」が安いです。
価格改定後もメルカリはラクマと比べてリーズナブルではありますが、PayPayフリマはどの発送方法を選んでも安いという結果になりました。
メルカリのゆうパックは「100サイズ」が最大となっていますが、PayPayフリマなら180サイズまで発送できます。
手数料が半分ということを考えても、PayPayフリマを利用するメリットは大きいです。
商品が売れやすいのは「メルカリ」
送料を値上げしても、約2,000万人を超えるユーザーを抱えているのはメルカリだけです。
ラクマ、PayPayフリマと比べると、ユーザー数は4倍です。
ユーザーが多ければ品数も豊富な上に、商品が売れやすいメリットもあります。
送料や手数料が少し高くても、早く売ってしまいというような方は、メルカリを使い続けた方が良いでしょう。
利益と売れやすさ、どちらを優先したいか考えながら、フリマアプリを使い分けるのも良いですね。(執筆者:全方位型節約主婦 三木 千奈)