使ってはなくなる消耗品は、できるだけ安いものを買った方が節約になります。
ですが、あまりにも安いと、品質や使いやすさが気になるもの。
そこで今回は、ダイソーの「食品ラップ」を紹介。
コスパ・品質・使いやすさの3点を、大手メーカーの商品と比較してみました。
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ダイソーとサランラップを比較
今回検証に使用するのは、筆者が愛用している「サランラップ」。
CMを見たことはいないであろう、日本を代表する食品ラップです。
「サランラップ」と、ダイソーの「抗菌食品ラップ」の2つを比較していきます。
【コスパ】ダイソーが圧倒的に勝利
お得感は、言うまでもなくダイソーの勝ちです。
ダイソー/抗菌食品ラップ
・ 30cm × 50m:税込110円
・ 22cm × 60m:税込110円
・ ラップケース30cm用:税込220円
・ ラップケース22cm用:税込110円
サランラップ
・ 30cm×50m:税込457円
・ 22cm×50m:税込336円
※筆者最寄り店舗の販売価格を参考
ダイソーのラップは詰め替え用なので、別途ラップケースが必要です。
30cm用は220円、22cm用は110円で別途購入しなければなりませんが、1度買えばラップ代しかかかりません。
サランラップの価格と比べると、200~300円もお手頃。
22cmは、サランラップより安い上に、10mも長いためコスパが良いです。
【使いやすさ】普段使いなら支障がない
いくら価格が安くても、使い勝手が肝心です。
サランラップは、パリっと切れてピタっとくっつきます。
スムーズに取り出せる使い勝手の良さは、さすが王道ラップのクオリティ。
一方、ダイソーのラップは、使い心地はいまひとつ。
少し引っ張りながら刃にあてて思い切り切ると、うまくカットできます。
丁寧に扱えば難なく切れますが、慣れるまではコツが必要です。
ラップ自体も薄手でペラペラですが、普段使いするには問題なく使えるレベルの品質でした。
【品質】ダイソーのラップは耐熱温度が低い
ダイソーのラップは、サランラップと比べると、当然品質は劣ります。
品質の点で言うと、気になる2点がひとつありました。
1つ目は、ラップの耐熱温度と耐冷温度。
ダイソーのラップは、サランラップと比べて、耐熱・耐冷温度の幅が狭いです。
ダイソー
・ 耐熱温度:100℃
・ 耐冷温度:-20℃
サランラップ
・ 耐熱温度:140℃
・ 耐冷温度:-60℃
一般的な冷凍庫の温度は-18℃前後ですので、フリージングできるギリギリの温度です。
電子レンジの温めで使う分には問題ありませんが、気になる方は使用を避けた方が無難かもしれません。
原材料の違い
もう1点は、ラップに使われている原材料が異なるということ。
ダイソー:ポリエチレン
サランラップ:ポリ塩化ビニリデン
ポリエチレンは、耐熱性に乏しく、空気を通しやすい特徴があります。
ダイソーのラップ耐熱温度が低いのは、このためです。
一方ポリ塩化ビニリデンは、耐熱・バリア力が高く、水や空気を通しにくいです。
この性質により、パリッと使いやすいサランラップを生み出しています。
しかし、ポリエチレンは悪いことばかりではありません。
ポリ塩化ビニリデンよりも環境に優しく、無添加の商品が多いです。
慣れてしまえばダイソーのラップもアリ
ダイソーの100円ラップは、サランラップと比べると当然使い勝手は劣ります。
ラップ自体も薄手のため、穴も空きやすいです。
しかし、コスパの高さはかなりのもの。
サランラップと比べて200~300円以上安く手に入るため、日用品費の節約効果が大きいです。
ストレスなく使えるようであれば、ダイソーのラップを活用するのも良いでしょう。
まずは1度、試してみてください。(執筆者:全方位型節約主婦 三木 千奈)
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