「無印良品のお菓子はおいしいけど高い」と思うことがあります。
しかし、よく見てみると他社と比べても安いと感じるお菓子もあります。
今回は、スーパーやコンビニにあるものと比べても「無印の方がお買い得」と感じるお菓子を筆者の独断でベスト3 にまとめました。
3/18~無印良品メンバー限定、2022年春は「生活雑貨10%オフ」開催 対象とおすすめジャンル3つ
ベスト3:100均より安い「柿の種チョコ」55g 99円(税込み)
柿の種をチョコレートでコーティングしたお菓子があります。
出始めたころは贈答用チョコレートやバレンタインの時期にみかける特別感があるチョコレートでしたが、最近は期間限定で、スーパーでもみかけるようになりました。
しかし、柿の種チョコレートはアーモンドと組み合されることも多く、「チョコレート菓子の中ではちょっと値段が高め」だったのです。
無印良品にも柿の種チョコがあります。
しかも55g入りで99円(税込み)という手が届きやすい値段です。
筆者の最寄りの激安スーパーで売っている柿の種チョコは、アーモンドも入っていますが1袋20g × 4袋で246円でした。
1袋あたり62円(税込み)です。
100均でも柿の種チョコをみかけますが、58gや60gと無印良品とさほど差はありません。
もののついでに買えるならば、交通費や時間を費やすよりも、無印良品の柿の種チョコを買った方がお得かもしれません。
ただし、無印良品で柿の種チョコを買うときには注意点があります。
無印良品には「不揃い柿の種チョコ」88g190円(税込み)も売っています。
一見「不揃い」のほうがお得に感じますが、1g当たりに換算すると不揃いではない柿の種チョコの方がお得になっているのです。
ベスト2:原価が高そうなお菓子「素材を生かしたナッツバー」190円(税込み)
ナッツは値段が高いため、ナッツを使ったお菓子は値段が高くなりがちです。
低糖質で人気のナッツバーは、ナッツやドライフルーツをハチミツやチョコレートで固めたもので小腹がすいたときに便利です。
最近はコンビニでみかけることが増えました。
しかし、ナッツバーはナッツをたくさん使っているため原価が高く、ひとつ250円程度が相場です。
ときどき低価格の商品もありますが、実際に食べてみるとナッツやドライフルーツよりもチョコレートの量が多く、チョコレートバーに近いこともあります。
無印良品のナッツバーは3種類あり、ひとつ190円(税込み)です。
ナッツバーの中では低価格の方ですが、ナッツとドライフルーツのみが固められた原価が高そうな商品です。
しかも原産国がブルガリアのため、輸送費を考えるとかなり利益率は低いのではないかと勘ぐってしまいます。
袋を開けるとドライフルーツのさわやかな香りがします。
ポキンと折れるような固さではなく、しなるように折れるやわらかさなので、食べる音が気になる場所でも食べられます。
つなぎのはちみつが、材料全体の接着剤になっていてボロボロこぼれる心配もありません。
名前の通りはちみつや砂糖の甘さはほとんどなく、ドライフルーツがもっている甘さだけを感じる程度です。
「素材を生かしたナッツバー」は、3種類あるため店舗によっては人気が偏ることがあるようです。
タイミングがあうと、賞味期限が短くなった種類だけがセールになっていることがあります。
筆者はセールで158円(税込み)になっているときに遭遇できたときには、まとめて購入しています。
1本170kcal前後ですが、ナッツやドライフルーツが多く使われているため腹持ちがよく、お財布にも体にもやさしいおやつの定番になっています。
ベスト1:100円以下で大容量「ひとくちウエハース」99円(税込み)
最近、無印良品のお菓子売り場で箱積みになって売っている商品が「ひとくちウエハース」です。
2021年に150円から99円に大幅に値下げされました。
似ている商品にクワドラティーニのウエハースがあります。
内容量が125gですが、カルディでは1袋298円で販売しています。
「ひとくちウエハース」は、クワドラティーニの約3分の1の値段です。
無印良品の「ひとくちウエハース」はマレーシアで作られ、昭和6年創業の老舗である株式会社宮田が輸入者になっています。
株式会社宮田は平成17年から輸入菓子の取り扱いを始めています。
2021年3月に社長が宮田氏から香港四洲集団創設者(株式会社宮田の株主)の息子である戴進傑氏に交代しています。
「ひとくちウエハース」のようなOEM商品は、営業力が強い無印良品というブランドを活用して売上を伸ばせるメリットがあります。
「ひとくちウエハース」は、値段を下げたことであきらかに売上個数は伸びたと思われます。
150円から99円への大幅値下げは、消費者だけで企業にとってもうれしい値下げになったのではないでしょうか。
安い理由に納得のできる無印のお菓子
「無印良品のお菓子は高い」というイメージが最近崩れつつあります。
一方で、無印良品のお菓子の原産国名に外国の名前も増えてきました。
少し前までは「外国製のお菓子の独特の甘さが苦手」「香りが苦手」と感じることもありました。
しかし無印良品はたくさんのOEM商品開発メーカーや輸入者と手を結んでいます。
消費者からの「ちょっと苦手」と感じたり不安を感じたりする声には、他社よりも敏感に反応し早く対応できるのではないでしょうか。
それだけに無印良品のお菓子は、値段も評判もよくなければ生き残ることができません。
今回紹介したお菓子は、筆者が独断で「これは生き残れるお菓子ではないか」と感じた商品です。
無印良品で「安い理由」に納得できるお買い得なお菓子を探してみてはいかがでしょうか。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)
【無印良品】3/18~「生活雑貨10%OFF」新生活のおすすめ5品も紹介