トラノコはおつり投資で自動的に世界の株、債券、不動産などの金融証券に投資できるアプリです。
おつりデータ取得設定でクレジットカードや電子マネーアカウントなどを登録、あらかじめおつり投資の単位を設定します。
100円、500円、1,000円の設定があり、例えば370円のお買い物で、
・ 100円であれば30円
・ 500円であれば130円
・ 1,000円であれば630円
のおつりが投資に回ります。
投資コースについてはリターン・リスクに合わせた「小トラ・中トラ・大トラ」の3つから選ぶことができ、コースの変更は投資が始まってからでも可能です。
後は月に1度お買い物で発生するおつり合計を確認、承認すると、その金額が引き落としされ、おつり投資へ回る仕組みです。
また、トラノコ最大の特徴がポイント投資できる点です。
2022年2月10日現在ではnanacoポイント、小田急ポイント、ANAマイルなどがありますが、他にも投資に利用できるポイントがあります。
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投資すると毎月もらえるポイント
アカウント・IDを各サービスと連携し、おつり投資を続けていくと、毎月一定額のポイントやマイルが獲得できるサービスがあります。
1. nanacoポイント
毎月20ポイント獲得できます。
指定のサイトからトラノコの口座申込をすると3,000ポイントプレゼントの特典があります。
2. ANAマイル
毎月5マイル獲得できます。
また、指定のサイトから口座申込をすると700マイルプレゼント特典があります。
3. ドコモdポイント
毎月15ポイント獲得できます。
指定のサイトから口座申込をすると、3,000ポイントプレゼントの特典があります。
他にも投資できるポイントが貯まる
トラノコ独自ポイントのトラノコポイントで投資をすることも可能です。
トラノコポイントは
・ 1日3ポイントまでの動画視聴
・ アンケートの回答
・ 毎日歩けば月に100ポイント程度が貯まるアプリのマネーステップとの連携
など、さまざまな方法で投資できるポイントを貯める事が可能です。
トラノコの注意点
トラノコ公式サイトなどでは資産額に対して年間0.33%の費用がかかりますが、他にも監査費用、金融書品の買い付け手数料を併せると、最大で資産額の0.55%程度の費用がかかります。
他の自動投資できるアプリでは手数料が1.1%前後の場合が多いので、ここだけ見ればトラノコの手数料は比較的低いと言えますが、その他にもおつり投資を始めて4か月目から手数料として毎月固定で300円が必要となります。
どうしても投資初期は割高になる
おつり投資は始めた直後は、少額投資になってしまう方が多いと思います。
下記は青線が年間報酬額1.265%のアクティブファンド(国内平均運用報酬)で、トラノコとの年間コストの比較グラフです。
少なくとも運用額が38.5万円以上なければ、コスト高だと言われるアクティブファンドよりも割高になってしまいます。
トラノコ投資初期の対策と3年間の運用結果
運用額が少ない最初の段階は、ポイ活を最大限利用することがコツです。
トラノコポイントだけでも動画視聴、マネーステップとの連携で月に150ポイント以上獲得可能です。
また、セブンイレブンで貯まるnanacoポイントの利用、ANAマイルであれば月500ポイントまで投資できます。
月の300円を全額まかなうのも難しくはありません。
筆者が33か月続けた結果
投資額は33か月で15万円程ですので、平均で月4,500円程度投資していることになります。
最終的には3年弱で+17.84%の損益です。
投資額が大きくなっていけば毎月の手数料が相対的に減少するため、より効率よく投資できそうですね。
トラノコをおススメできる人
ポイ活が好きという方には、トラノコはおすすめできると筆者は思います。
投資初期段階の手数料をカバーでき、トラノコと提携しているポイントで投資をして、原資を増やしていくことも可能です。
投資初心者の方でもポイントで投資できることは、心理的なハードルが下がります。
トラノコはコースの基準値が下がり、元本割れになるリスクがあります。
運用にあたっては、自己責任で行ってください。(執筆者:永瀬 真人)
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