2022年3月の電気料金は、東京電力が283円、中部電力が292円、関西電力が55円上昇するそうです。
電気料金は、もはや無視できませんね。
今回は、ドコモが新たに始める「ドコモでんき」について紹介します。
3/1より「ドコモでんき」スタート!
≪画像元:NTTドコモ≫
2022年3月1日より、「ドコモでんき」がスタートします。
沖縄県、および離島を除く全国で利用可能です。
全国のドコモショップ、量販店、専用サイト、コールセンターと、受付方法も多岐に渡ります。
初期費用や解約金も、一切かかりません。
地域電力会社の「従量電灯」料金が基本
≪画像元:東京電力エナジーパートナー≫
ドコモでんきは、地域電力会社の従量電灯料金を基本としています。
ちなみに、東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」の最低月額料金、基本料金、電力量料金は、以下の通りです(2022年1月31日現在)。
・ 最低料金:月額235円84銭
・ 基本料金:858円00銭(30A契約の場合)
・ 電力量料金:19円88銭(~120kWh)、26円48銭(120kWh~300kWh)、30円57銭(300kWh~)
30A契約、月250kWh利用した場合の電気料金
東京電力の「従量電灯B」を30Aで契約し、月250kWh利用した場合、電気料金は以下の通りです。
・ 基本料金:858円00銭
・ 電力量料金:120kWh×19円88銭=2,385円60銭(~120kWh分)、130kWh×26円48銭=3,442円40銭(120kWh~250kWh分)
合計すると、6,686円になります(再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)。
料金プランは「ドコモでんきBasic」「ドコモでんきGreen」の2種類
ドコモでんきの料金プランは、「ドコモでんきBasic」「ドコモでんきGreen」の2種類です。
ここでは、それぞれの料金プランを説明します。
【ドコモでんきBasic】地域電力会社と同じ料金で最大3%のdポイント還元
≪画像元:NTTドコモ≫
まずは、「ドコモでんきBasic」です。
基本料金(または最低料金)、電力量料金とも、地域電力会社の従量電灯料金と変わりません。
ドコモでんきBasicは、電気料金(燃料調整費・再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)税別100円につき、dポイント2ポイントが付与されます。
対象のケータイ料金プラン契約で3%還元
対象のケータイ料金プラン(ギガホ・ギガライト・ahamoなど)を契約していると、税別100円につき、dポイント3ポイントにアップします。
先ほどの、30A契約、月250kWh利用した場合の電気料金6,686円を支払うと、対象のケータイ料金プラン契約者なら180ポイント付与される計算です。
【ドコモでんきGreen】CO2排出量が実質ゼロの電気で最大10%のdポイント還元
≪画像元:NTTドコモ≫
次に、「ドコモでんきGreen」です。
基本料金(または最低料金)は地域電力会社の従量電灯料金+500円ですが、電力量料金は地域電力会社の従量電灯料金と変わりません。
基本料金が高いのは、太陽光・風力・地熱など、CO2フリーの再生可能エネルギーを活用しているからです。
地球にやさしいプランですね。
ドコモでんきGreenは、電気料金100円(税別)につき、dポイント3ポイントが付与されます。
ドコモでんきBasicよりも、付与率が1%高いです。
対象のケータイ料金プラン契約+dカードGOLDで10%還元
対象のケータイ料金プランを契約していると、税別100円につきdポイント5ポイントにアップします。
さらに、dカードGOLD会員ならdポイント5ポイントと、付与率は10%です。
ドコモでんきGreenはBasicより500円高いので、30A契約、月250kWh利用した場合の電気料金は7,186円です。
対象のケータイ料金プランを契約しているdカードGOLD会員は、650ポイント付与されます。
月7,200円以上なら「ドコモでんきGreen」がお得
「ドコモでんきBasic」「ドコモでんきGreen」のどちらがお得か、気になりますよね。
この2種類の料金プランの損益分岐点は、月7,200円です。
これ以上の電気料金がかかる人は、500円プラスを加味しても、「ドコモでんきGreen」がお得になります。
(2/28まで)先行予約で5,000ポイントもらえる
≪画像元:NTTドコモ≫
ドコモでんきでは、お得な先行予約キャンペーンを実施中です。
まず、2月28日までにキャンペーンにエントリーしてください。
その後、申込期間中(3月1日~4月30日)に申込みをし、申込日から翌々月の月末時点までに開通させましょう。
すると、dポイント5,000ポイントが進呈されます。
進呈されたdポイントは、進呈日より3か月間有効ですが、期間・用途限定ポイントです。
(4/30までに申込)dカードGOLDとドコモでんきGreenのW申込で、1,000万ポイント山分け
≪画像元:NTTドコモ≫
ドコモでんきGreenとdカードGOLDがあれば、付与率10%も夢ではありません。
まだの人は、これを機にドコモでんきGreenとdカードGOLD、ダブルで申し込みましょう。
以下のスケジュールで、キャンペーンに参加してください。
・ キャンペーンエントリー:1月12日~6月30日
・ dカードGOLD本会員申込:1月12日~4月30日(申込翌々月までに入会)
・ ドコモでんきGreen申込:3月1日~4月30日(申込翌々月までに開通)
すると、条件を満たした方全員で、dポイント(期間・用途限定)1,000万ポイントを山分けします。
dカード → dカードGOLDへのアップグレードでも対象です。
ただし、ドコモでんきBasicに申し込むと、対象になりません。
ドコモでんきの注意点
すぐにドコモでんきに飛びつきたいところですが、ちょっと待ってください。
以下の注意点も理解してください。
【注意点1】ドコモユーザー以外の支払い方法はクレカのみ
ドコモユーザー以外の支払い方法は、クレカのみです。
クレカを持っていない人、持っているけど使いたくない人には向いていません。
【注意点2】dカードGOLDで支払ってもポイント付与がないかも
最大10%のポイント付与は、ドコモでんきからもらえるポイントです。
支払いをdカードGOLDにした場合、100円につき1ポイントもらえるか、気になるところでしょう。
ドコモに問い合わせたところ、「現時点では公共料金は100円につき1ポイント付く」との回答でした。
ただし、「後ほど対象外になるかもしれない」とも付け加えられました。
少し不透明ですね。
【注意点3】スマホやガスとのセットがない
ドコモでんきは、対象のケータイ料金プラン契約やdカードGOLDでお得になります。
ただし、それ以外でお得になる方法はなく、値引きもありません。
≪画像元:ソフトバンク株式会社≫
「ソフトバンクでんき」では、スマホセット割で月110円引き/回線になります。
≪画像元:楽天エナジー≫
楽天でんきと楽天ガスをセットで契約すると、ポイント付与率がアップします。
他社との比較も忘れずに
≪画像元:NTTドコモ≫
今回は、ドコモでんきについて紹介しました。
従量電灯は、もともとあまりでんきを使わない人向けの料金プランです。
オール電化の人など電気を多く使う世帯では、他の電力会社も検討してください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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