メルカリで買い物をする際、「1円でも安く買いたい」と思うのは自然なことです。
筆者はこれまでに600以上の商品を販売してきましたが、ほとんどの商品で値下げ交渉をされています。
しかし、値下げ交渉は必ずしも成功するわけではなく、場合によっては失敗し、最悪の場合は狙っていた商品を購入できない状態になってしまう可能性もあるので注意が必要。
今回はメルカリ専門家である筆者が、値下げ交渉するかしないか迷ったときはどうすべきなのか、交渉するときの注意点には何があるのかを解説していきます。
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メルカリの値下げ交渉に失敗した例
まず、筆者が実際に体験したり、知人から聞いたりした、メルカリで値下げ交渉に失敗した例をご紹介していきます。
値下げしてもらった直後に…
「あと500円安ければ欲しい」と思い、値下げ交渉をしたところ、承諾はしてもらえたのですが、値下がりした途端にほかのユーザーに横取りされてしまいました。
メルカリは基本的に早い者勝ちなので文句は言えず…。
値下げ交渉せず、そのままの値段で購入しておけばよかったと後悔しています。
値下げ交渉の返答を待っていたら…
「値下げ交渉OK」と商品説明に書いてあったので、1,000円お値引き可能かコメントで質問をしてみました。
ところが、半日経っても返事が来ず…。
再度商品ページを見たら、いつの間にか他のユーザーに買われていました。
値下げ交渉をしたばっかりに
もう少し安ければ売上金で買えたので、ダメ元で交渉してみました。
すると返事はなく、いつの間にか商品ページが見られない状態になっていました。
知人のメルカリアカウントでは狙っていた商品のページを閲覧できたので、どうやら私のアカウントはブロックされてしまったようです。
聞き方が悪かったのでしょうか? とても残念です。
こんなときは値下げ交渉してみる価値あり!
値下げに失敗した例を見るとわかるとおり、値下げ交渉はいつでも成功するわけではありません。
成功するかしないかは出品者の希望や性格によっても異なるため、必ず成功させる方法はないに等しいのですが、以下に該当する際は値下げ交渉する価値があります。
値下げ交渉が成功する可能性が高いシーン
・ 「値下げOK」と商品説明に書かれている場合
・ 相場より高めの値段で販売されている場合
・ 他のユーザーと値下げ交渉をした履歴がコメントにある場合
上記のシーンに当てはまる場合は、出品者は値下げ交渉をされることを想定し、高めの値段で出品している可能性が高いと言えます。
いくらで交渉するのか、他に狙っているユーザーがどれぐらいいるのかで成功率は変わるものの、そこまで競争率の高い商品でなければ、値下げに応じてもらえるでしょう。
逆に値下げ交渉しないほうがおすすめなシーン
では反対に、値下げ交渉をせずそのままの値段で購入したほうが良いのはどんなときなのでしょうか。
値下げ交渉をしないほうがおすすめなシーン
・ 「値下げ交渉NG」と商品説明に書かれている場合
・ 相場程度、もしくは相場より安い商品
・ 「いいね」の数が多い商品
・ どの値段でも値下げ交渉に応じていない履歴がコメントにある場合
・ どうしても欲しい商品の場合
値下げ交渉NGの商品に交渉したり、相場より安い商品で値下げ交渉すると、出品者が気分を悪くして交渉者のアカウントをブロックしてしまう可能性があります。
「いいね」の数が多い商品はそれだけ狙っている人が多い証拠ですから、交渉中にほかのユーザーが買ってしまう確率が高いでしょう。
値下げNGとは書いていなくても、値下げに応じていないことがコメント欄に残っているなら、出品者は値下げをしたくないと考えていると推測できます。
先程もお伝えしたとおり、メルカリは基本的に早い者勝ちなので、ほかの人に購入されてしまうのが嫌、どうしても欲しいと思っているなら、交渉せず素早く購入してしまうのが良いでしょう。
メルカリで値下げ交渉するときの注意点
値下げ交渉は「どう交渉するか」でも成功率が変わってきます。
メルカリで値下げ交渉を成功させるために注意したい点を以下にまとめましたので、ぜひこちらも参考にしてください。
値下げ交渉するときの注意点
・ 値下げ金額は相場より1割安い金額を目安にする
・ ていねいな言葉遣いを心がける
割引後の価格が相場よりかなり安くなってしまうと、出品者は少しでも高い利益を得たいと思っているので、値下げに応じてくれない可能性が高いと言えます。
上から目線だったり乱暴な言葉遣いだったりすると、「非常識な人だから売りたくない」と出品者に思われ、値段的には値下げできる範囲であっても断られてしまうかもしれません。
値下げ交渉は時と場合を考えて慎重に
値下げ交渉が成功すれば、欲しかった商品をよりお得に購入できます。
しかし、必ずしも成功するわけではなく、最悪の場合値下げなしの価格でも購入できない可能性もあるのです。
どうしても欲しい商品なら交渉せず素早く買う、ライバルが少なそうなら交渉してみるなど、時と場合を考えて慎重に交渉しましょう。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)
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