格安の航空運賃が魅力のLCC(ローコストキャリア)は、運賃は安いものの、預け荷物は有料です。
機内持ち込みの制限重量7kgを超えてしまうと、高額な料金を払って荷物を預けなくてはいけません。
この記事では、LCCで預け荷物の手数料を払わずに、基本運賃のみでお得に移動するためのコツを解説します。
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LCCの受託手荷物追加料金
LCCの機内持ち込み制限を超過してしまった場合、空港でいくら支払わなければいけないかを確認しましょう。
主要LCCのうち、Peachの日本国内線の場合、空港カウンターでの受託手荷物追加は一律2,900円の料金がかかります。
また、Jetstarの日本国内線の場合は、空港カウンターの場合は3,600円、搭乗ゲートでは4,500円の料金がかかります(2022年1月現在)。
搭乗口に並んでいる途中に係員の方に呼び止められ、荷物をはかりに乗せたら重量オーバー、その場で4,500円を支払うのは大きな痛手です。
期間限定のキャンペーン等で安く入手したチケットの場合、人間よりも荷物を動かす方にお金がかかってしまい、本末転倒になりかねません。
7kgの重量制限に収めるための荷造りのコツを伝授します。
コツその1:軽いカバン
重量制限の7kgは、当然ながらカバンごと計量した重さになります。
よって、荷物を入れるカバンそのものを軽い材質のものにしておけば、軽くした分だけ中身を入れることができます。
金属やプラスチックでできたキャリーケースはやめて、布製にするのがおすすめです。
Peachでは3辺の和が203cmまで、Jetstarでは高さ56cm×幅36cm×奥行23cm のサイズ制限が設けられているので、大きさにも留意しながらカバン選びをしましょう。
コツその2:現地調達
最低限の荷物に抑えなければいけないので、持っていかなくてすむものは、持たないに限ります。
ホテルに備え付けの浴衣やパジャマがあれば、その分荷物は減らせます。シャンプーや歯ブラシといったアメニティ類なども同様です。
知人宅に泊まる場合も、貸してもらうようあらかじめお願いしておくなどし、現地での調達をしてみてください。
帰りもあるので、持ち帰らなくてもいいようにすることもおススメします。
コツその3:現地で洗濯
旅の荷物の多くを占めるのが衣服類。2泊3日以上の旅程になるならば、ぜひ現地で洗濯することを考えてください。
出発日+翌日+予備の1着以上の服を持参せずにすみ、荷物が小さくまとまります。
コツその4:お土産分の余裕を残す
旅の荷物をパッキングする時には、行く時のことだけではなく帰りのことも考えておきましょう。
お土産分の荷物が増えたために、お土産の倍ほどの費用がかかるのは何としてでも回避しないといけません。
家族や職場にお土産を買って帰る必要のある方は、必ず行きの段階でお土産分の余裕を残して荷物を詰めるようにしてください。
筆者は、行きの時点では6kg以内になるように、体重計でこまめに重量をはかりながらパッキングしています。
コツその5:空港でなるべく着てしまう
重量チェックの対象となるのは、カバンの荷物のみ。
上着類は空港の保安検査場では一度脱ぐ必要がありますが、チェックインカウンターや搭乗口では、着ているものについてはチェックの対象外です。
よって、ボリュームのある上着類や、重量のあるトレーナーなどは空港のチェックインカウンターに行く前になるべく着てしまうことで、手荷物の重量を減らせます。
コツその6:小さくて重いものは服のポケットへ
服のポケットも、重量チェックの対象外です。
こちらも空港の保安検査場では検査対象となるため、全部出す必要がありますが、チェックインカウンターや搭乗口で調べられることはありません。
携帯電話、モバイルバッテリー、充電器、携帯ゲーム機など、小さいけれど重みのあるものは服のポケットに入れてしまいましょう。
ここまでやれば、きっとカバンの重量が7kg以内に抑えられ、LCCの基本料金のみでの移動が叶うことでしょう。
出発前には体重計を使って、重量のセルフチェックも忘れずに。
荷物を小さく軽くまとめて、LLCでお得で快適な旅を楽しんでください。(執筆者:星澤 美衣)
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