おうち時間が増えて、家でご飯を炊く機会が増えました。
最近は機能が豊富な炊飯器が増え、新しい炊飯器に買い替えようと思う人も多いのではないでしょうか。
大手量販店に行くと、炊飯器売り場には、幅広い価格帯の炊飯器が並んでします。
なぜ炊飯器の値段はピンからキリまであるのでしょうか。
今回は、炊飯器を買い替える前に知っておきたい、かしこい炊飯器の選び方をお話しします。
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炊飯する量に見合った大きさを選ぶ
炊飯器を購入するとき、最初に決めることは、炊飯できるご飯の量です。
一般的に
・ 5合炊き
・ 1升炊き
の3種類があります。
一般的には、ひとり暮らしなら3合炊きで、4人家族なら5合炊きです。
しかし、筆者の家では炊きたてのご飯が食べたいため、1日2回2合ずつ炊飯します。
5合炊きで2合炊飯すると、かためのご飯に仕上がります。
一方、3合炊きで炊飯すると、同じ2合でもしっとりと仕上がるのです。
5合炊きは1度にたくさん炊けるメリットがありますが、少量を炊くときには表面積が大きくて乾燥しやすいのでしょう。
炊飯器の値段も、5号炊きよりも3合炊きのほうが数千円安いです。
さらに炊飯する電気代も、1回あたり1円~2円3合炊きの方が安くなります。
炊飯器を選ぶときには、炊飯する量に見合った大きさの炊飯器を選ぶことで、電気代も本体代の節約しつつ、おいしいご飯を炊くことができます。
マイコン式・IH式・圧力IH式の違いを知る
炊飯器売場に行くと、
・ IH式
・ 圧力IH式
の3種類に区分されて、商品が陳列されています。
区分ごとに価格帯は全く違い「この違いは何?」と疑問に思うのではないでしょうか。
実は、この3つには大きな違いがあるのです。
マイコン式
マイコン式は、釜の下から加熱して炊飯します。
炊飯器本体の値段は、3種類の中で1番安いです。
メリットは、本体の値段が安いことです。
デメリットは、下からのみ加熱するため、5合や1升のように大量の炊飯には向いていないことでしょう。
3合炊きならば、1万円以内から購入できます。
炊飯器にこだわりがなく、手頃な価格で炊飯器を購入したい人に向いています。
IH式
IH式は、釜全体を加熱して炊飯します。
そのため、マイコン式にときどきみられる炊きムラの心配はありません。
メリットは、機能が充実していて、さまざまな米を炊くコースがあることです。
デメリットは、特徴がないことかもしれません。
マイコン式ほどお得度もなく、圧力IH式ほどこだわりもない、ごく一般的な炊飯器です。
5合炊きは2万円以内から購入できます。
圧力IH式
圧力IH式は、IH式に圧力を加えた炊飯器です。
圧力を加えることで、急速に加熱し米の水分を閉じ込めます。
メリットは、おいしく炊飯できることです。
デメリットは、炊飯器本体の価格が高いことと、洗わなければならない部品が多いことです。
圧力IH式の価格帯は広く、3万円程度から10万円以上のものまであります。
高額炊飯器を検討中なら、レンタルサービス利用後に購入が正解
炊飯器購入の理由が「とにかく安い炊飯器が欲しい」「予備用の炊飯器が欲しい」ならば、マイコン式やIH式で予算に合うものを選べば良いでしょう。
しかし、こだわりがあったり、新しい炊飯器に興味があったりするならば、慎重に検討したほうが良いでしょう。
炊飯器は1度購入すると、数年から10年以上は毎日使います。
他の電化製品と比べても炊飯器が壊れることは少なく、フリマサイトでも中古炊飯器はなかなか売れません。
炊飯器の購入失敗は、他の買い物と比べても痛手が大きいのです。
とくに高額炊飯器を検討するならば、お試し利用をしてから決断したほうが良いでしょう。
「おいしい」と感じる感覚は個人差が大きいです。
せっかく高額炊飯器を購入しても、マイコン式との違いがわからなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
象印の高級炊飯器「炎舞炊き」のレンタルサービス
炊飯器の大手メーカーである象印は、2021年10月から高額炊飯器「炎舞炊き」のレンタルサービスを開始しました。
「炎舞炊き」は、象印の中でも最高級レベルの圧力IH式炊飯器で、購入すれば13万円以上です。
13万円以上の炊飯器をイチかバチかで購入するには、勇気が必要です。
レンタルサービスは、約5,000円(5.5合炊きの場合)で14泊15日レンタルできます。
約2週間実際に使ってみたあとに、購入するか決められます。
「炎舞炊き」以外にも、IH式や自動調理鍋など「使ってみたいけどいきなり購入するのも抵抗がある」と感じる商品がレンタル対象になっています。
商品の受け渡しも宅配便利用なので、お店まで行く必要がありません。
実際に使って食べて「自分にとって良い買い物」をしよう
炊飯は毎日のことなので「炊飯器だけはお金をかける」という人もいます。
しかし、炊飯器こそ「お金をかければ良い」のではなく、自分が実際に使って食べて「自分にとって良い買い物」をしたほうが良いのではないでしょうか。
レンタルサービスはお金の1番の無駄づかいである、「買い物の失敗」を防ぐ使える対策のひとつです。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)
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