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手作りレモンサワーは節約になるか?焼酎+炭酸水、市販の素、ジュース・緑茶割でお得度判定


1日の終わりやお風呂あがりに飲む缶チューハイは最高です。

しかしディスカウントストアでも1缶98円はしますので、毎日1本飲むと1か月3,000円程度はかかります。

1人なら捻出できそうな金額ですが、夫婦で飲むと1か月6,000円の出費です。

1か月5万円の食費でやりくりしている家庭なら、食費の1割強を1日1本の缶チューハイ代にあてている計算ですので、けっこうな割合だと感じます。

そこで、焼酎や市販のサワーの素を使って手作りし、缶チューハイ代の節約ができないか検証してみました。

果たして手作りレモンサワーは節約になるのでしょうか。

手作りレモンサワーは節約になるのか?

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1. 焼酎で作るレモンサワー

1つ目は焼酎と炭酸水を使って作るレモンサワーです。

手作りレモンサワー

材料(1杯分)

・ 焼酎 50ml
・ 炭酸水 150ml
・ レモン果汁大さじ1杯(15ml)

焼酎(アルコール度数25度)と炭酸水の割合は1:3にしました。

これでアルコール度数6%のレモンサワーができます。

作り方

1. 氷を入れたグラスに、焼酎を注ぐ

2. 炭酸水を注いで、炭酸の抜けないようマドラーなどでそっとひと回しする

3. レモン果汁をプラスする

コスト計算

焼酎には宝酒造ピュアパック25度900ml(635円)を使用しました。

1杯分50mlなら、1パックで18回分作れます。

炭酸水は「伊賀の強炭酸水」、スーパーで500ml入り88円で販売されていました。

レモン果汁はポッカレモン450ml(458円)を使用しました。

焼酎35円 + 炭酸水26円 + レモン果汁15円 = 1杯あたり76円

判定

1杯あたり76円と、ディスカウントストアのレモンサワー98円を下回りました。

ただし今回グラスの大きさに合わせて200mlで作っていますので、350mlの缶チューハイと同じ量を作ろうと思うと、材料費は133円となります。

よって純粋にお得かと言うと、

判定は△

と言えます。

節約目的だけでなく飲酒量も少なくしたい場合には、市販の缶チューハイは量を選べませんので、手作りの方が合っていると言えるでしょう。

砂糖を使っていない分、味はキリっとしていてきちんとおいしいです。

2. 市販の「レモンサワーの素」で作る

最近では、炭酸水で割るだけで気軽にレモンサワーが飲める、「レモンサワーの素」が販売されています。

市販のレモンサワーの素を使って作る場合のコストを、計算してみました。

材料(1杯分)

・ レモンサワーの素 50ml
・ 炭酸水 150ml

レモンサワーの素にはサントリーの「こだわり酒場のレモンサワーの素 濃縮カクテル 500ml」を使用しました。

こだわり酒場のレモンサワーの素 濃縮カクテル 500ml
≪画像元:Amazon

「サワーの素:炭酸水 = 1:3」の割合で作ります。

作り方

1. グラスに氷を入れて、レモンサワーの素を注ぐ

2. 炭酸水を注いで、炭酸の抜けないようマドラーなどでそっとひと回しする

コスト計算

こだわり酒場のレモンサワーの素 濃縮カクテル 500mlは715円ですので、1瓶で10回分作れます。

レモンサワーの素72円 + 炭酸水26円 = 1杯あたり98円

判定

ディスカウントストアの缶チューハイ98円と同じ値段になってしまいました。

しかも量は200mlですから、缶チューハイ350mlと同じ量を作ろうと思うと材料費は172円となり、高くなってしまいます。

お得度の判定は

残念ながら×

と言えます。

・ 350mlよりも少ない量を飲みたい場合

・ アルコール度数を自分の好みで調整したい場合

などは、レモンサワーの素を使うメリットがあります。

3.焼酎のジュース割(炭酸なし)

炭酸水を抜いてジュースで割ってみた場合はどうでしょうか。

材料(1杯分)

・焼酎 50ml
・グレープフルーツジュース 150ml

作り方

1. 氷を入れたグラスに、焼酎を注ぐ

2. ジュースを注いで、マドラーなどでそっとひと回しする

コスト計算

グレープフルーツジュース1,000mlは1本138円でした。

ジュース21円 + 焼酎35円 = 1杯あたり56円

判定

1杯あたり56円とだいぶコストが下がりました。

缶チューハイと同じ350ml作ると98円ですので、ちょうど同じ金額になってしまいます。

節約効果は△

と言えます。

炭酸抜きのお酒が飲みたい場合には、便利だと言えそうです。

4.緑茶ハイ(炭酸なし)

最後は、焼酎を緑茶で割る「緑茶ハイ」です。

緑茶ハイ

材料(1杯分)

・焼酎 50ml
・緑茶 150ml

作り方

1. 氷を入れたグラスに、焼酎を注ぐ

2. 緑茶を注いで、マドラーなどでそっとひと回しする

コスト計算

緑茶1杯のコストは約10円です。

100g入り1,000円という高級な茶葉を使ってこの値段ですので、ふだん飲んでいる茶葉なら1杯5円程度になるかもしれません。

緑茶1杯のコスト
≪画像元:東京都茶協同組合
焼酎代35円 + 緑茶10円 = 1杯あたり45円

判定

1杯あたり45円と、だいぶコストが下がりました。

缶チューハイと同じ350ml作っても79円ですので、

節約効果は〇

と言えます。

炭酸水メーカーを購入すると元が取れるのは1年7か月後

家庭で気軽に炭酸水を作れる「炭酸水メーカー」がコロナ禍で人気を呼びました。

レモンサワーを手作りしてみると、炭酸水の利用が節約効果をかなり左右していることがわかりましたので、これを0円にできる炭酸水メーカーは気になる商品です。

炭酸水メーカーは商品によってピンキリですが、だいたい1万5,000円が相場です。

手作りサワーに使用する炭酸水は1杯あたり26円ですので、576杯分飲むと炭酸水メーカーの購入代金の元が取れます。

・ 1日1杯手作りサワーを飲む人なら1年7か月後

・ 夫婦で飲めば10か月後

です。

缶チューハイはディスカウントが進んでいるジャンル

いずれにせよ、缶チューハイはディスカウントがかなり進んでいるジャンルで、手作りで節約効果をあげるのはなかなか難しいと今回は感じました。

緑茶割の場合はすぐに節約効果があるので、酒代節約を目指している方は検討してみてください。(執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子)

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