自分ではもう使わないけれどまだ使えるものは、どうやって手放していますか。
捨てるのはもったいない、いくらかでもお金になったらうれしい、そんなときにリサイクルショップに買取ってもらうのもひとつの手です。
しかし、せっかく買い取りに持っていっても、つけられた値が予想以上に安かったり、買取りをしてもらえなかったりする場合があります。
物によっては、メルカリに出品すると思わぬ金額で売ることが可能です。
この記事では、リサイクルショップよりも大幅に高く売れたものを紹介します。
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メルカリの方が高い値がつく3つの理由
リサイクルショップに持ち込むよりも、メルカリで売った方が高い値で売れるものは多くあります。
その3つの理由をお伝えします。
1. メルカリは.欲しい人にダイレクトに売れる
リサイクルショップでは不用品を買取りするとき、その品物を欲しい人がいるのかどうか分からない状態で取引をします。
ショップに並べても売れるかどうかわからないものは、積極的に買取りしにくいといえます。
より売れそうなものを優先してお店に並べたいからです。
また、人件費や店舗の維持費なども必要なため、買取りに高い値段をつけにくいです。
一方メルカリは、その品物を買いたい人が現れたときに取引が成立します。
月間に2,000万人もの人が利用しているため、欲しい人の数がとても少なかったとしても、検索して見つけてもらうことができます。
欲しい人と直接やりとりができるので、リサイクルショップよりも高い値で取引ができます。
2. メルカリはモノを売ったお金で買い物をする人が多い
メルカリでモノを売ると、利益はアカウントの残高に反映されます。
この残高は、以下の方法で活用できます。
・ ポイントに交換してメルカリ内での買い物に利用する
・ 口座へ振り込みをする
・ 電子マネー(メルペイやID決済)として利用する
メルカリ内での買い物に利用する場合、新たにお金を払うのではなく売り上げたお金から買うことができるので、買う時の心理的なハードルが下がります。
私もそうですが、「売ったお金の範囲で買えるなら、他で探さずにメルカリで買おうかな。不要になったらまた売ればいいし。」と思えるのです。
だから、少し高めの値段設定でも売れる場合があります。
3. メルカリは値段を自分で設定できる
売りたい値段をつけて出品できるのが、メルカリの最大の特徴です。
2つ目の理由で「少し高めの値段設定でも売れる場合がある」と書きましたが、ちょっと強気の値段設定かなと思っても出品できるのは、売り手にとってはとてもありがたいこと。
売れればラッキーですし、それで売れなかったら値段を下げていけばいいのです。
売りに出したものに対する反応を見ながら値段を変更していけます。
リサイクルショップよりも高値で売れた実例
実際にリサイクルショップよりもメルカリに出品して高く売れたものを紹介します。
【カメラバッグ】
ショルダーバッグタイプのカメラバッグです。
2年ほど使いましたが、今は別のものを使っているので手放しました。
近所のリサイクルショップに持っていったとき、1店舗目では10円の値がつきました。
納得できずに別のリサイクルショップに持っていったところ、50円の値がつきました。
メルカリならもう少し高く売れると思い、リサイクルショップでは売らずに帰宅。
その後メルカリに出品して1,500円で取引できました。
実に30倍の値段で売れたのです。
リサイクルショップ買取りでついた値段:10円~50円
メルカリで販売できた値段:1,500円
メルカリの手数料150円、送料700円を引いて、手元に残った利益は650円でした。
【子ども服】
サイズアウトした子ども服です。
子どもが気に入ってよく着ていましたが、素材がよくきれいな状態だったので売ることにしました。
9月にリサイクルショップに持っていったところ、夏物の買取りは終了したため買取り不可でした。
まだ暑い日もあるし、売れたらラッキーくらいの気持ちでメルカリに出品したら、950円で買い手がつきました。
リサイクルショップ買取りでついた値段:買取り不可
メルカリで販売できた値段(季節外のため): 950円
メルカリの手数料95円、送料175円を引いて、手元に残った利益は680円でした。
メルカリで売れそうかどうか判断する方法
リサイクルショップの買取りはお店に売りたいものを持ち込むだけですが、メルカリに出品する場合は写真を撮って説明文を書き、買い手とやりとりをし、梱包して送る手間がかかります。
そのため、メルカリに出品して売れそうかどうか、いくらくらいの値段で買ってもらえそうかどうかの見積もりをしてから出品しています。
メルカリに出品しても利益があまり出なそうと判断した場合は、安くてもリサイクルショップで手放した方が賢明なこともあるからです。
どのように判断しているのか、3つの手順をお伝えします。
1. 同じ物が出品されているかどうかを見る
自分が売りたいものをメルカリで検索して、出品されているかどうかを見ます。
出品されていたら、いくらの値段で出品している人が多いのかを確認し、値段の相場感をつかんでおきます。
2. 他の人が出品したものが買われているかどうかを見る
売りたいものが実際に売れているかどうかを見ます。
売れている場合、いつ売れたのかも確認します。
売れているのが半年前など、最近売れていないものは需要がなくなっているかもしれません。
複数の人が出品しているのに売れていない状態であれば、自分が出品しても売れない可能性が高いです。
3. 送料がいくらかかるのかを把握しておく
メルカリでは、出品者が送料を負担する「送料込み」で売るのが一般的です。
もちろん送料別で売ることもできますが、ほとんどの人が送料込みで売っているので、送料別の品物は敬遠されます。
高い値段で売れても、送料が高くついては利益が出ません。
売りたいものの大きさを測って送料を把握した上で値段をつけます。
送料や手数料を引いてあまり利益が出ないようであれば、多少安くても手間をかけずにリサイクルショップで売った方がいいと判断しています。
リサイクルショップの買取り価格が安いときは、メルカリで売ろう
リサイクルショップでの買取りは、あまり手間をかけずに不用品を売れるのでとても便利です。
しかし、買取り価格に納得がいかないときはメルカリでの出品を検討してみてください。
出品の手間や送料と、メルカリでの相場をしっかり見積もれば、リサイクルショップの買取りよりも利益が得られます。(執筆者:福島 怜実)
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