徹底したキャッシュレス派なら、公共料金、それから通信料金なども可能な限りクレジットカード払いにしたいものです。
ポイントが付きますが、メリットはこれだけではありません。
クレジットカードによる公共料金等引落しについて考えます。
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クレジットカードでの公共料金支払いのメリット
公共料金等の支払手段も増えました。
請求書を、QRコード決済で都度支払うのも便利です。
一部コンビニと、電子マネーとの限られた組み合わせも健在です(例:セブンイレブンでnanaco)。
年一度の税金の支払であれば、手数料のかからないこれらの決済も向いています。
ですが引落しについては、クレジットカードのほうがメリット大です。
次の通りです。
・ ポイントが付く
・ カード年間利用額を上げることで、ボーナスポイントが得られる
・ 入会キャンペーンをはじめとする、各種キャンペーンを達成しやすくなる
・ 公共料金引落し開始でポイントをもらえるキャンペーンが多数ある
入会キャンペーンやリボ払いキャンペーンなど、絶えずなにかに参加している私は、公共料金引落しのクレジットカードを頻繁に替えています。
頻繁に替えることのデメリットを感じたことはありません。
多くの公共料金は、公式サイトにログインし、すぐカードを変更できます。
ポイント還元率の差より、キャンペーン報酬のほうが重要
複数のクレジットカードを持っている場合、引落しには還元率の高い(1.0%以上)カードを選ぶのが基本です。
ただし、公共料金支払そのもの、または利用額により入会キャンペーン等を達成する場合なら、還元率はそれほど問題にはなりません。
「3か月間で○万円使ったら1万円キャッシュバック」というタイプのキャンペーンの場合、たとえ還元率0.4%のカードであっても、達成すれば絶対に得になります。
数ある公共料金をまとめて移せば、15万円程度使う必要のあるキャンペーンでも、達成は比較的容易です。
注意点ですが、公共料金の引落し開始までには時間が掛かります。
3か月間のキャンペーンなら、ラスト2か月だけでも引き落とされるよう、早めに手続きしてください。
公共料金の引落しに向いたカード
キャンペーンを達成した後の平常時は、ポイント還元率の高いカードに引落しを移すのがおすすめです。
還元率の高いカードを2枚ご紹介します。
エポスゴールドカード
エポスカードのゴールド以上では、「選べるポイントアップショップ」として、3店舗を登録できます。
公共料金の多くもこれに登録できて、結果ポイント3倍(1.5%)となります。
エポスゴールドカードの場合、さらに年間50万円、または100万円利用でボーナスが付くため、ポイント還元率が最終的に2.0%、2.5%まで上昇します。
リクルートカード
ポイント還元率1.2%なので公共料金引落しには当然おすすめです。
さらにこのカードでは、新規入会時「携帯電話」の引落しによる、4,000円相当のポイントプレゼントをしばしば実施しています。
2021年9月現在も、JCBブランドへの入会で、4,000円相当がもらえます。
公共料金の引落しに向かないカード
反対に、公共料金を引き落とさないほうがいいカードがあります。
次のカードは、公共料金の引落しにつくポイントが通常の半分以下です。
・ ダイナース
・ アメックス(プロパーカード)
・ 楽天カード
ダイナースとアメックスは、公共料金支払時のポイント還元率が半分です。
還元率に幅のあるカードですが、「0.5%が0.25%になる」程度と見ておきましょう。
楽天カードは現在、「大手電力・ガス、東京都と政令指定都市の水道」の公共料金の還元率が5分の1(0.2%)となっています。
還元率の低下だけでなく、各種キャンペーンの対象から除外されるなど、公共料金支払いには最も代わりの向いていないカードに転落しました。
以上の3枚は、ポイント還元率が低い替わりのメリットがあるかというと、特にありません。
公共料金のカード引落しは特典の宝庫
公共料金や通信料金等、いかにしてクレジットカードで支払うかが、快適なカードライフの分かれ目になります。
また一定のカードで引落しを開始したからといって、替えてはいけないわけでもありません。
上手に使えば、クレジットカードのキャンペーンを、ムダな出費なしに攻略できます。
ぜひ一度試してみてください。(執筆者:沼島 まさし)
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