アメリカが遂に日本政界の媚中派を名指し批判 二階氏や今井氏など【中国問題グローバル研究所】
◇以下、中国問題グローバル研究所のホームページでも配信している遠藤 誉所長の考察をお届けする。
———
ワシントンのシンクタンク戦略国際問題研究所が安倍首相を媚中へと向かわせている政界の周辺人物を大胆に名指し批判した報告書を発表した。安倍政権の媚中政策によほどの危険を覚えたのだろう。
◆調査報告書の位置づけ
ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS=The Center for Strategic and International Studies」は「日本における中国の影響力(China’s Influence in Japan)」(※2)と題する調査報告書(以下、報告書)を7月23日に発表した。報告書は情報アクセス基金(IAF =the Information Access Fund)を通じて、アメリカ国務省のグローバルエンゲージメントセンター(グローバル関与センター=Global Engagement Center)(DT Instituteが運営)の支援を得て作成されている。
驚くべきは、報告書の中で自民党の二階俊博幹事長や安倍政権の今井尚哉(たかや)首相補佐官の実名を挙げて、日本の媚中政策を厳しく批判していることである。
それ以外にも森まさこ法務大臣の媚中ぶりと、それを批判した作家の百田尚樹氏にまで触れていて、目を見張るばかりだ。
以下、関連部分だけを拾ってご紹介する。
◆自民党の二階幹事長に関して
安倍政権を媚中へと向かわせている最も影響力のある人物として、報告書はまず二階幹事長の名前を大きく取り上げている。
その中で取り上げられているいくつかのエピソードを列挙してみよう。筆者の所感は「説明」と書いて区別する。
二階1:二階(Nikai)は自分の故郷にある動物園のためにパンダを5頭も中国から買ったことがある。2019年4月には、安倍首相の特使として習近平と会談し、アメリカにはアメリカの意見(考え方)があるにもかかわらず(=それを無視して)(regardless of the United States’ opinion)、日本は「一帯一路」に協力すると提唱した。
説明:これに関しては2019年4月26日のコラム<中国に懐柔された二階幹事長——「一帯一路」に呑みこまれる日本>(※3)に書いた通りで、アメリカが同じ見方をしていたことに励まされる。
二階2:二階(Nikai)は、習(習近平)の国賓訪日を主張した。
説明:筆者は多くのコラムで「習近平を国賓として招聘すべきではない」と主張してきたので、それらのコラムを全て列挙することはできないが、田原総一朗氏との対談本『日中と習近平国賓』では、「いかに習近平を国賓として来日させるべきではないか」に関して思いのたけを田原氏にぶつけ、それに対して田原氏は「中国と仲良くして何が悪いんですか!」と反論している。田原氏は対談の中で何度もご自分が二階幹事長に「習近平を国賓として日本に招聘すべきだ」と忠告したのだと仰っておられる。
何れにしても、アメリカの報告書にまで「二階氏が習近平国賓招聘を主導している」と書かれているので、二階氏の最初の動機がどうであれ、二階氏が主張していることだけは確かだろう。
二階3:日本の対中援助関係は、中国への影響力の始まりだとも捉えられている。自民党の二階幹事長は、習近平の国賓招聘や一帯一路を擁護し提唱するだけでなく、かねてから対中対外援助を擁護してきた。ODA(政府開発援助)とは、OECDによって「開発途上国の経済発展と福祉を促進することを主たる対象とする政府援助」と定義されている。
◆安倍政権の今井尚哉首相補佐官に関して
今井1:首相補佐官で経済産業省官僚だった今井尚哉(Takaya Imai)は、ビジネス的立場から、中国や中国のインフラプロジェクトに対する姿勢をよりソフトに(友好的に)するよう、安倍首相を説得してきた。
今井2:今井(Imai)は二階とともに強力なグループを形成していて「二階今井派(Nikai-Imai faction)」とも呼ばれている。
今井3:Kitamura(北村)の盟友である経済産業省出身の今井尚哉補佐官は、日本の安全保障戦略の一環として経済問題を提起してきた重要人物である。
◆秋元司・衆議院議員に関して
秋元1:秋元(Akimoto)は、自民党の親中グループで自民党の強力な二階派に属している。
秋元2:2019年12月、秋元は中国の大手オンラインスポーツギャンブルサービス「500.com」から総額370万円(約3万3000ドル)の賄賂を受け取った疑いで逮捕された。同サイトは、中国政府が出資する半導体メーカー、清華紫光集団を大株主としている。清華ホールディングスは清華紫光集団の株式を51%保有しており、習近平や胡錦濤の母校である清華大学の完全子会社であるだけでなく、胡錦涛の息子の胡海峰が、かつてこの企業の中国共産党委員会書記を担当していたことがある。
説明:要するに報告書は、二階派は中国のシャープパワーに取り込まれてしまっているということを強調したいようで、この項目に関しては非常に長く書かれているので省略する。
筆者は2018年1月17日のコラム<「チャイナ・イニシアチブ」に巻き込まれている日本>(※4)で、中国が仕掛けてくる「心理戦」に関して書き、また2019年4月27日のコラム<「“一帯一路”国際シンクタンク」結成を提唱:「新国連」を立ち上げる勢い>(※5)で中国の「シャープパワー」に関して書いたが、報告書もまた筆者と同様の警鐘を鳴らしていることは非常に心強い。
◆森まさこ法務大臣に関して
森1:アリババの創設者であるジャック・マーが3月2日に日本の自民党の親中幹事長である二階俊博に100万枚のマスクを送ったとき、日本の法務大臣森まさこは「ありがとう、ジャック」とツイートした上で、彼女(森まさこ)はジャック・マーを「友達」と呼んだ。そして彼女は「ジャック・マーと12月に深い会話」を交わしたと自慢した。
森2:この賞賛は、日本の右翼の小説家である百田尚樹氏からの批判を受けた。
個人への批判は概ね以上だが、安倍首相そのものに対する批判は全般的に非常に辛らつだ。特に習近平国賓招聘を重んじたためにコロナの初期対応を誤ったのではないかという点を指摘していることが注目される。
それは3月9日のコラム<コロナ禍は人災>(※6)に書いた筆者の視点とあまりに一致しているので、これもまた驚いている。
筆者自身は国を憂うあまり、「愛の鞭」のつもりで安倍首相の間違った路線に警鐘を鳴らしているのだが、アメリカの研究者や政府関係者らが同様の視点を持っているということはすなわち、安倍政権の路線はアメリカにとっても好ましいことではないことを示している。
日本の政府関係者は、この事実を真剣に受け止めるべきだろう。
(本論はYahooニュース個人からの転載である)
写真:習主席と会談し安倍首相の親書を手渡す自民党・二階幹事長(出元:代表撮影/ロイター/アフロ)
※1:https://grici.or.jp/
※2:https://www.csis.org/analysis/chinas-influence-japan-everywhere-yet-nowhere-particular
※3:https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20190426-00123845/
※4:https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20180117-00080545/
※5:https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20190427-00123965/
※6:https://grici.or.jp/1020
<SI>
福島・高湯温泉遭難 ホテル支配人ら3人の死亡確認
神田愛花、共演者から「裸に見えました」と言われた衣装で登場「数字グッと上がっちゃう、今日」
柴俊夫、松崎しげる、米倉涼子ら…西田敏行さんのお別れの会/主な参列者
ケンドーコバヤシ、ココリコ田中の”芸歴詐称疑惑”を告白 同期?「俺の記憶が正しければ…」
文化放送社長、フジテレビの現状は「ピンチである」と言及 10時間超会見は「意味があった」
堀江貴文氏「ここまで行くと異常だな」高速道路の広範囲“予防的通行止め”措置に私見
「USAIDの指示で報道」を否定 新聞、通信、テレビの15社回答
【ソフトバンク】今宮健太にアクシデント 左ふくらはぎ負傷で離脱 小久保監督「治療に専念」
布袋寅泰、コロナ禍の無観客武道ライブを回顧「勘弁してよ。アニバーサリーにね」
ALFACE+から浴室でのスキンケアタイムに特化した「オルフェス インバスシリーズ」が2025/3/19に発売
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
サンド伊達みきおがガックリ「終わるのはショックすぎ、寂しいですね」14年続いた番組終了惜しむ
ホラン千秋「Nスタ」今週欠席、代役は良原安美アナ 13日放送でスタジオの異臭に怒り声荒げる
吉田沙保里、大久保嘉人との不倫疑惑を一蹴するも冷ややかな声
四千頭身、テレビから消えた理由を明かすも批判殺到「人のせいにするな」
「私は痩せていた」やす子、自衛官時代の写真公開し反響「可愛い」「細いね~」
36歳元吉本女性芸人「20キロ減量→金髪」で完全体!?「どんどんキレイに」「かわいい」
ビートきよし「おじさんはフード着ちゃいけない」の声に“一言”で切り返し 称賛の声集まる
アイドルグループ「重大な契約違反」メンバー解雇 詳細は公表せず「深くお詫び」
下條アトムさん死去 78歳
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
サンド伊達みきおがガックリ「終わるのはショックすぎ、寂しいですね」14年続いた番組終了惜しむ
ホラン千秋「Nスタ」今週欠席、代役は良原安美アナ 13日放送でスタジオの異臭に怒り声荒げる
36歳元吉本女性芸人「20キロ減量→金髪」で完全体!?「どんどんキレイに」「かわいい」
元フジ渡邊渚さんが告白「何度も泣いた」けど「病気になった甲斐があるかも」と思えたこと、とは
藤井聡太王将「読みをまとめることができなかった」 王将戦第4局
「高校生のキスや性経験が減っているという記事をみた」高知東生が私見「大人は勝手なこと…」
16歳で結婚、出産の“現役高校生夫婦”が離婚発表「子供達の親として協力しあう関係を築いて」
福島・高湯温泉遭難 ホテル支配人ら3人の死亡確認
女性アナへ暴言騒動の岡田紗佳、制服姿で番組告知に一部厳しい声「ハキハキしゃべらないと」
![game_banner](/images/banner-game.png)
福島・高湯温泉遭難 ホテル支配人ら3人の死亡確認
神田愛花、共演者から「裸に見えました」と言われた衣装で登場「数字グッと上がっちゃう、今日」
柴俊夫、松崎しげる、米倉涼子ら…西田敏行さんのお別れの会/主な参列者
ケンドーコバヤシ、ココリコ田中の”芸歴詐称疑惑”を告白 同期?「俺の記憶が正しければ…」
文化放送社長、フジテレビの現状は「ピンチである」と言及 10時間超会見は「意味があった」
堀江貴文氏「ここまで行くと異常だな」高速道路の広範囲“予防的通行止め”措置に私見
「USAIDの指示で報道」を否定 新聞、通信、テレビの15社回答
【ソフトバンク】今宮健太にアクシデント 左ふくらはぎ負傷で離脱 小久保監督「治療に専念」
スマホが見当たらないと思ったら、犬が隠していて…『まさかの理由』が泣けると4万いいね集まる「優しすぎる」「健気すぎて涙出た」と感動の声
布袋寅泰、コロナ禍の無観客武道ライブを回顧「勘弁してよ。アニバーサリーにね」