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三井住友銀行、ブロックチェーンを活用した貿易取引プラットフォームの実証実験を完了【フィスコ・ビットコインニュース】


三井住友フィナンシャルグループ<8316>の三井住友銀行は18日、三井物産<8031>とともに、R3社が開発するブロックチェーン技術を活用した貿易取引プラットフォーム「Marco Polo」の実証実験を完了したと発表した。

R3社はブロックチェーン関連技術に強みを持つ米国のフィンテック企業で、分散台帳技術プラットフォームであるCorda(コルダ)の開発を行っている。同社は、金融システムにおけるブロックチェーン活用の研究と開発に関する世界最大規模のコンソーシアムを率いており、金融商品の取引速度やセキュリティの向上、複数の金融機関におけるリアルタイムな情報共有を目指している。

三井住友銀行は、TradeIX社を含めた世界主要銀行15行から成る同コンソーシアムに邦銀として唯一参画しており、「Marco Polo」は、同コンソーシアムが世界に先駆けた貿易サービスの提供に向けて開発を進めているものだという。同社は「Marco Polo」について、「ペーパーレス・リアルタイム・簡易なアクセスによる貿易実務の省力化を実現させ、機能追加が容易な拡張性のあるプラットフォーム」と説明している。

今回、同社は、三井物産との間で売掛債権流動化、ペイメントコミットメント(支払保証)の各モジュールに係る実証実験を行ったとようだ。本実証実験の検証後、2019年度上半期を目標として実地利用を開始する予定としている。

発表に際し、同社は「貿易実務の省力化とブロックチェーン技術を活用した高付加価値化により、次世代のグローバルな貿易金融をリードしていくことに努めていく」とコメントしており、今後の動向が注目される。





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