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Uber共同創設者、仮想通貨取引市場への参入を発表【フィスコ・ビットコインニュース】


自動車配車アプリであるウーバーの共同創設者が設立した米国ベンチャー企業ボイジャー(Voyager)が25日、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などを含む少なくとも15種類の仮想通貨取引を取引手数料無料で提供する計画を明らかにした。

同社は、複数の仮想通貨取引所における各仮想通貨の取引価格を集約し、集約された価格の中から最良の価格条件で購入かつ販売できるサービスを提供する。大部分の仮想通貨取引ビジネスが顧客から徴収している取引手数料を免除することで、現在5つの仮想通貨取引を手数料無料で提供する米国の仮想通貨取引アプリ「ロビンフッド」と競合する構えだ。

ボイジャーのCEOスティーブン・アーリック氏は、米フォーチュンの取材に対して、顧客から取引手数料を徴収する代わりに、ボイジャーが取引を実行する時点におけるその仮想通貨の平均価格を上回ることで収益の差を補うと話している。

10の仮想通貨取引所と米国内外の3つののマーケットメーカーの価格に同時に接続して仮想通貨の価格を表示することにより、ボイジャーはユーザーが米大手仮想通貨取引所であるコインベースや多種類の仮想通貨を扱うことで人気のバイナンスなどの仮想通貨取引所を頻繁に訪問するよりも一貫してよい価格条件で購入と売り注文を出せると考えている。

ボイジャーの共同創設者には、ウーバーの最高技術責任者や、初期のウーバーの投資家なども含まれている。

ボイジャーは今週末よりベータテストに入り、10月末までに取引手数料無料の仮想通貨取引アプリの公開を目指している。また、ヘッジファンドやその他の機関投資家のための追加機能や、仮想通貨関連ニュースの提供などを予定している。

アメリカにも仮想通貨の取引手数料無料の波が押し寄せることとなるのかが注目される。



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