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米仮想通貨取引所ビットトレックス、待望のビットコインのドル建て取引を開始【フィスコ・ビットコインニュース】


米仮想通貨取引所大手のビットトレックスが5月31日、米ドル建てでの仮想通貨取引を開始したことを発表した。交換可能となる仮想通貨は、ビットコイン(BTC)、テザー (USDT)、トゥルーユーエスディー (TUSD)の三種類。ワシントン州、カルフォルニア州、ニューヨーク州、モンタナ州の法人顧客に限定してサービスを開始するものの、対象エリアと顧客の拡大を予定していると伝えている。

ビットトレックスは取引可能な仮想通貨の種類が多いことが特徴で、情報サイトのコインマーケットキャップによると284種を取り扱っている(2018年6月1日時点)。取引可能な通貨ペアも豊富であるが、これまで法定通貨建ての取引には対応していなかった。

同社には、世界に約300万人の顧客がいる。法定通貨建ての取引を開始したことで顧客数や取引量の増加が期待される。

大手金融機関は、顧客確認や資金洗浄に対する厳しい規制による影響で、匿名性が高く、犯罪利用へのリスクが高いとされる仮想通貨事業者との協業を警戒する傾向がある。そうした背景により一部の仮想通貨取引所は法定通貨建ての取引を実現できないでいる。

5月31日付のブルームバーグ によると、ビットトレックスによる法定通貨建ての取引は、米シグニチャー・バンクとの提携により実現したという。ビットトレックスの最高経営責任者(CEO)のビル・シハラ氏が、網羅的で綿密な調査を経て信頼を勝ち得たとコメントし、同社との提携は、仮想通貨がメインストリームの金融機関から受け入れられつつあることを示す動きだと語った。




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