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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、方向感の乏しい展開


26日のBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の株式市場はそれぞれ異なる動きを見せた。 【ブラジル】ボベスパ指数は前日比0.26%上昇したが、クリスマス休暇明けのため方向感に乏しい展開だった。通貨レアルの上昇が支援材料となった。一方、翌日の失業率発表への警戒感がある。 【ロシア】MOEX指数は1.23%上昇し、ウクライナとの和平交渉期待が支援材料。一方で、原油価格の下落や経済指標の弱さが足かせとなった。 【インド】SENSEX指数はほぼ変わらずFIIによる売り越しとルピーの先安観が重しとなった。 【中国】上海総合指数は0.14%上昇。経済対策期待が下支えするものの、香港や欧米の休暇により上値は限定的だった。

*10:24JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、方向感の乏しい展開 【ブラジル】ボベスパ指数 121077.50 +0.26%
26日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比310.93ポイント高(+0.26%)の121077.50で引けた。日中の取引レンジは120,427.86-121,611.92となった。

朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。クリスマス休暇明けで方向感の乏しい展開となった。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。一方、11月の失業率などが翌27日に発表される予定となり、慎重ムードが強まった。また、インフレ率の加速懸念なども引き続き警戒された。

【ロシア】MOEX指数 2766.57 +1.23%
26日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比33.74ポイント高(+1.23%)の2766.57となった。日中の取引レンジは2,738.31-2,776.33となった。

終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。ウクライナとの和平交渉に対する期待の高まりがロシア株の支援材料。ウクライナ紛争をめぐり、プーチン大統領がきのう26日、スロバキアが提案するウクライナとの和平交渉に前向きの姿勢を示した。一方、原油価格の下落や弱い経済指標などが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 78472.48 0.00%
26日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比0.39ポイント安(0.00%)の78472.48、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同22.55ポイント高(+0.10%)の23750.20で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を縮小させ、その後は前日の終値近辺でもみ合った。外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。FIIはこの日まで8日連続の売り越しとなった。また、通貨ルピーの先安観などもインド株の圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3398.08 +0.14%
26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.73ポイント高(+0.14%)の3398.08ポイントと2日ぶりに反発した。

中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国内景気の鈍化懸念がくすぶる中、当局は景気テコ入れに動くとの見方が広がっている。中国では近く、預金準備率が引き下げられるとの観測が広がっている。また、中国財政部が24日、消費押し上げに向け、2025年の財政支出を加速すると発表したこともプラス材料だ。ただ上値は限定的。香港市場や欧米市場がクリスマス休暇で国内発の新規買い材料に乏しい中、年末を前にした持ち高調整や目先の利益を確定する目的の売りに押された。心理的節目の3400ポイントを小幅に割り込んで取引を終えた。

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