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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、米利下げ時期の先送り観測が外資の流出懸念を強めた


*09:21JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、米利下げ時期の先送り観測が外資の流出懸念を強めた 【ブラジル】ボベスパ指数 128188.34 -1.00%
9日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1292.55ポイント安(-1.00%)の128188.34で引けた。日中の取引レンジは127375.91-129467.87となった。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、政策金利の発表を控え、慎重ムードも強まった。なお、ブラジル中央銀行は9日日本時間未明、市場予想通り政策金利を年10.75%から10.50%に引き下げると決定した。一方、米利下げ期待の再燃が指数を下支えした。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 72404.17 -1.45%
9日のインドSENSEX指数は続落。前日比1062.22ポイント安(-1.45%)の72404.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同345.00ポイント安(-1.55%)の21957.50で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ時期の先送り観測が外資の流出懸念を強めた。また、3月の鉱工業生産など翌10日に発表される予定となり、慎重ムードも強まった。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせに。FIIはこの日まで6日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3154.32 +0.83%
9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比25.84ポイント高(+0.83%)の3154.32ポイントと反発した。昨年9月6日以来、約8カ月ぶりの高値水準を回復している。

中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ。中でも、不動産支援の動きが活発化している。浙江省杭州市は9日、「不動産市場コントロール政策の最適化に関する通知」を発表した。住宅購入規制の全面廃止に加え、住宅購入に対する信用支援の強化、高品質な住宅供給の推進、戸籍取得ポイント制の最適化など7つの措置を実施する方針だ。そのほか、地方都市が相次いで、住宅公共積立金(公積金)制度を利用した住宅ローンの融資限度額を引き上げている。中国貿易統計の上振れもプラス。取引時間中に公表された4月の輸出入統計では、米ドル建て輸出が1.5%増(予想は1.3%増)、輸入が8.4%増(予想は4.7%増)に改善している。前月は輸出入がそろってマイナス成長していただけに、中国景気の持ち直しが進むと期待された。

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