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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反落、国内の消費伸び鈍化や中国景気の先行き不透明感


*10:55JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反落、国内の消費伸び鈍化や中国景気の先行き不透明感 【ブラジル】ボベスパ指数 131083.82 +0.68%
18日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比886.72ポイント高(+0.68%)の131083.82で引けた。日中の取引レンジは130198.41-131447.26となった。
買いが先行した後は上げ幅をやや拡大させた。米金利の先安観が好感された。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感からやや伸び悩む展開となった。

【ロシア】MOEX指数 3076.26 +1.40%
18日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比42.37ポイント高(+1.40%)の3076.26ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,048.82-3,090.04となった。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油と通貨ルーブルの同時高が支援材料となり、資源銘柄を中心に買いが広がった。また、米長期金利の先安観なども外資の流出懸念を後退させた。ほかに、経済のプラス成長観測などが引き続き好感された。

【インド】SENSEX指数 71315.09 -0.24%
18日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比168.66ポイント安(-0.24%)の71315.09、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同38.00ポイント安(-0.18%)の21418.65で取引を終えた。

プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで狭いレンジで推移した。両指数とも前営業日15日に過去最高値を更新して引けており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。また、国内の消費伸び鈍化や中国景気の先行き不透明感なども引き続き警戒された。ほかに、通貨ルピー安の進行が足かせに。なお、ルピーの対米ドルレートは過去最安値水準で推移している。

【中国本土】上海総合指数 2930.80 -0.40%
週明け18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比11.75ポイント安(-0.40%)の2930.80ポイントと4日続落した。10月23日以来、約2カ月ぶりに終値で年初来安値を更新している。

国内景気の先行きを不安視した売りが継続する流れ。足元では、景気鈍化を示唆する指標が相次いでいる。15日に集中して公表された11月の経済統計は、不動産関連の悪化基調が継続。鉱工業生産や小売売上高の伸びが前月を上回ったものの、アナリストの一部からは、「新型コロナウイルス禍の混乱を受けたベース効果の影響も大きく、中国景気の持ち直しを確認するには至らない」と指摘された。先ごろ公表された11月の消費者物価指数(CPI)がマイナス幅を拡大し、下落率は2020年11月以来、3年ぶりの大きさを記録するなど内需の弱さも目立っている。

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