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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、金融株高で下値は限定


*09:54JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、金融株高で下値は限定 【ブラジル】ボベスパ指数 116809.55 -1.06%
15日のブラジル株式市場は10日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1255.59ポイント安(-1.06%)の116809.55で引けた。日中の取引レンジは116529.96 - 118081.90となった。

朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押された。世界景気の先行き不安が改めて警戒されたもようだ。7月の中国の経済指標は予想を下回ったほか、米金融機関の格下げ懸念は高まっている。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも見られた。

【ロシア】MOEX指数 3115.25 -0.50%
15日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.75ポイント安(-0.50%)の3115.25ポイントで引けた。日中の取引レンジは3068.66 - 3163.74となった。

売りが先行した後はいったん買い戻されたが、終盤は再びマイナス圏に転落した。大幅な利上げが発表されたことが警戒された。ロシア中央銀行はきのう15日、政策金利を8.5%から12%に引き上げると発表。インフレ抑制や通貨ルーブル安の進行を食い止めるためだと説明した。一方、指数の下値は限定的。銀行などに買いが入ったことが指数をサポートした。

【インド】休場

【中国本土】上海総合指数 3176.18 -0.07%
15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.25ポイント安(-0.07%)の3176.18ポイントと小幅ながら3日続落した。約3週ぶりの安値水準を切り下げている。

国内景気の先行き不安がくすぶる流れ。取引時間中に公表された7月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などがそろって大幅に下振れている。人民元安の進行もネガティブ。15日の外国為替市場では、対米ドルでの人民元安が加速し、昨年11月以来の元安水準に達した。中国からの資金流出も懸念されている。もっとも、下値は限定的。中国当局の景気支援スタンスを支えに、指数はプラス圏で推移する場面もあった。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、据え置き予想に反し、8月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を2.65→2.50%に引き下げると発表。リバースレポ金利も引き下げている。MLF金利の引き下げを受け、来週21日に発表される最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」についても、引き下げの可能性が高まった。

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