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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、利益確定売りが優勢


*10:32JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、利益確定売りが優勢 【ブラジル】ボベスパ指数 117942.44 -0.80%
10日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比955.55ポイント安(-0.80%)の117942.44で引けた。日中の取引レンジは117,814.49 - 118,897.42となった。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。米金利の低下などが外資の流出懸念を緩和させた。

【ロシア】MOEX指数 2856.76 +0.86%
10日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比24.25ポイント高(+0.86%)の2856.76ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,838.52 - 2,864.32となった。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。通貨ルーブル高がロシア株の支援材料。また、米金利の低下も外資の流出懸念を緩和さえた。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。

【インド】SENSEX指数 65344.17 +0.10%
10日のインドSENSEX指数は強含み。前日比63.72ポイント高(+0.10%)の65344.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.10ポイント高(+0.12%)の19355.90で取引を終えた。

おおむねプラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。経済指標の改善が支援材料。4-6月期のビジネス信頼感指数は前期の64.0から66.1まで上昇した。また、4-6月期の上場企業が平均で22%増益するとの見通しも好感された。ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続がサポート材料。FIIはこの日まで9日連続の買い越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3203.70 +0.22%
週明け10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比7.09ポイント高(+0.22%)の3203.70ポイントと4日ぶりに反発した。

先週の続落を受け、買い戻しが先行する流れ。中国景気の持ち直し遅れが懸念される中、当局が打ち出す追加刺激策に対する期待も強まっている。一方、朝方公表された6月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比で横ばいとなり、予想(0.2%上昇)を下回った。生産者物価指数(PPI)はマイナス率が5.4%となり、予想(マイナス5.0%)以上に拡大している。デフレ基調を背景に、景気不安も高まった。指数は安く推移する場面もみられている。


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