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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、経済指標の改善が好感


*09:54JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、経済指標の改善が好感 【ブラジル】ボベスパ指数 99670.47 +0.85%
27日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比841.20ポイント高(+0.85%)の99670.47で取引を終了した。98833.08から99996.57まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。経済指標の改善が好感された。3月のFGV消費者信頼感指数は前月の84.5から87.0まで上昇。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。ほかに、欧米金融不安の緩和が買い安心感を与えた。

【ロシア】MICEX指数 2440.68 +2.06%
27日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比49.15ポイント高(+2.06%)の2440.68で取引を終了した。2400.84から2440.68まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の好決算や配当発表などが支援材料。また、原油価格の大幅上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。外部環境では、欧米金融不安がいったん緩和されていることが買い安心感を与えた。

【インド】SENSEX指数 57653.86 +0.22%
27日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比126.76ポイント高(+0.22%)の57653.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同40.65ポイント高(+0.24%)の16985.70で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。欧米金融システム不安がいったん緩和されていることが買い安心感を与えた。また、政府が輸出支援策の適用対象を拡大していることも関連銘柄の物色手掛かり。国内メディアによると、支援策となるRoDTEPスキームの適用対象は18品目まで拡大されているという。このほか、外貨準備高の増加が好感された。3月24日まで1週間の外貨準備高は6週ぶりの高水準を記録した。

【中国本土】上海総合指数 3251.40 -0.44%
週明け27日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.26ポイント安(-0.44%)の3251.40ポイントと続落した。

企業業績の不透明感が投資家心理を重くしている。朝方公表された中国工業企業の利益総額は今年1-2月に前年同期比で22.9%減少し、昨年通年の4.0%減から減少率が拡大した。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国人民銀行(中央銀行)が再び資金供給に舵を切ったことはプラスだ。人民銀は27日、リバースレポ取引を通じ、満期分との差引で2550億人民元を市中供給している。先週は週間で、差引1130億人民元を市中から引き揚げていた。


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