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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は6日ぶりに反発、政策期待が投資家心理を上向かせる流れ


*09:18JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は6日ぶりに反発、政策期待が投資家心理を上向かせる流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 103121.36 -0.48%
13日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比496.84ポイント安(-0.48%)の103121.36で取引を終了した。103,906.78から102,254.72まで下落した。

小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。弱い外部環境が足かせとなり、売りは継続した。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。ブラジル中央銀行が早急の利上げを実施しないとの観測が好感された。国内メディアによると、景気悪化を避けるため、政府がインフレ目標の実現期間を延ばす可能性が高いという。

【ロシア】MICEX指数 2269.47 -0.30%
13日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比6.78ポイント安(-0.30%)の2269.47で取引を終了した。2289.70から2250.14まで下落した。

プラス圏で推移した後は後半マイナス圏に転落した。欧米株や原油の同時安が嫌気され、売りが継続した。また、米銀行への不安が払しょくされていないことも引き続き指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。通貨ルーブル高などが指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 58237.85 -1.52%
13日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比897.28ポイント安(-1.52%)の58237.85、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同258.60ポイント安(-1.49%)の17154.30で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株安が警戒され、インド株も売りが先行。また、2月の物価指標がきょう13日、明日14日に相次いで発表される予定となり、慎重ムードも強まった。なお、2月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)は6.44%となり、前月の6.52%を下回ったものの、予想の6.40%以上に加速した。

【中国本土】上海総合指数 3268.70 +1.20%
週明け13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.62ポイント高(+1.20%)の3268.70ポイントと6日ぶりに反発した。

政策期待が投資家心理を上向かせる流れ。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が13日午前に閉幕し、習近平・国家主席は「『強国建設』を推し進めていく」などと演説した。中国の新首相に就任した李強氏は、閉幕直後に初の記者会見に臨み、「民営経済」の発展環境は一段と改善し、成長余地はさらに拡大していくとの見方を示している。指標改善もプラス。中国人民銀行(中央銀行)が10日に発表した今年2月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想を上回っている。マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸び率も上振れし、およそ7年ぶりの高い増加率に加速した。中国景気の持ち直しも意識されている。

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