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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反発、通貨レアルが対米ドルで反発


【ブラジル】ボベスパ指数 112763.79 -1.62%
27日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1876.97ポイント高(+1.66%)の114640.76で取引を終了した。112765.24から116235.76まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。国内の利上げが見送られたことが改めて好感されたほか、米長期金利の低下を受け、外資の流出懸念がやや後退した。また、通貨レアルが対米ドルで反発したこともブラジル株の支援材料。このほか、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発となった。

【ロシア】MICEX指数 2120.58 -0.47%
27日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比44.06ポイント高(+2.08%)の2164.64で取引を終了した。2123.57から2164.64まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米長期金利の低下なども外資の流出懸念をやや緩和させた。ほかに、欧米などから新たな経済制裁を発表されなかったことも買い安心感を与えた。

【インド】SENSEX指数 59756.84 +0.36%
27日のインドSENSEX指数は強含み。前日比212.88ポイント高(+0.36%)の59756.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同80.60ポイント高(+0.46%)の17736.95で取引を終えた。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。米長期金利の低下を受け、外資の流出懸念がやや緩和された。国内では、インド準備銀行(中央銀行)が銀行セクターに流動性を供給したとの報道が好感された。国内メディアによると、準備銀は21日、2019年4月以来の巨額資金を銀行セクターに注入したという。

【中国本土】上海総合指数 2982.90 -0.55%
27日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.60ポイント安(-0.55%)の2982.90ポイントと反落した。

中国企業の業績懸念が相場を重くする流れ。全国工業企業の今年1-9月利益総額は、前年同期比2.3%減の6兆2441億8000万人民元(約126兆円)に縮小している。ただ、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策の期待感は持続している。


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