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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、リスク回避の売りを加速


【ブラジル】ボベスパ指数 106858.87 +1.70%
6日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1789.18ポイント高(+1.70%)の106858.87で取引を終了した。105069.7から107498.2まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米株高が好感され、ブラジル株も買いが広がった。また、懸念されている新型コロナウイルス変異株オミクロンの重症化に対する楽観的な見方も支援材料。ほかに、内需関連への買いが継続したことが指数をサポートした。

【ロシア】MOEX指数 3810.10 -2.63%
6日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比102.96ポイント安(-2.63%)の3810.10で取引を終了した。3937.54から3800.76まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散懸念が解消されていないことがリスク回避の売りを加速させた。また、ウクライナ問題をめぐる欧州との対立が激化するとの地政学的リスクも圧迫材料。一方、原油価格が大幅に反発したが、指数を支えるには力不足だった。

【インド】SENSEX指数 56747.14 -1.65%
6日のインドSENSEX指数は続落。前日比949.32ポイント安(-1.65%)の56747.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同284.45ポイント安(-1.65%)の16912.25で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念が嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)は8日開催される金融政策決定会合で20bp(ベーシスポイント)の利上げを実施すると予測されている。また、首都圏デリー市で初の新型コロナウイルス変異株オミクロンの感染が確認されたことも警戒材料。地元メディアによると、5日に7人のオミクロン陽性が確認されたという。

【中国本土】上海総合指数 3589.31 -0.50%
週明け6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比18.13ポイント安(-0.50%)の3589.31ポイントと反落した。

新型コロナウイルス感染拡大の警戒感が重し。変異ウイルス「オミクロン」感染は急速に広がり、5日時点で40カ国・地域を超えている。感染者に重篤な症状は現時点でみられていないものの、各国が入境規制を強める中、世界経済の回復遅れが懸念された。また、中国国内で「オミクロン」感染は確認されていないが、従来型の感染は散発している。もっとも、下値は限定的。金融緩和期待を支えに、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。李克強・首相は3日、「適切な時期に預金準備率を引き下げ、実体経済、特に中小企業への支援を強化する」と述べた。

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