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9日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で反発、資源・素材セクターに買い


9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比11.29ポイント(0.32%)高の3591.40ポイントと反発した(上海A株指数は0.32%高の3764.40ポイント)。


商品市況高が相場を支える流れ。昨夜のWTI原油先物は1.2%高と反発し、時間外取引では約2年8カ月ぶりの高値水準で推移している。ロンドン金属市場(LME)では、アルミや銅など主要商品が軒並み上昇。この日の上海商品取引所でも、非鉄や鉄筋など主要産品の先物が堅調に推移した。ただ、全体として上値は重い。米中対立の激化が警戒される中、上海総合指数は下落局面もみられている。米上院は8日、中国に対抗する法案「米国イノベーション競争法」を異例の超党派多数で可決した。同法には、ハイテク分野への大規模投資のほか、北京冬季五輪に外交使節団の派遣を禁じることや台湾に米当局者を2年間派遣することなどが盛り込まれている。中国側の反発は必至だ。なお、朝方公表された5月の中国物価統計に関しては、消費者物価指数(CPI)が下振れる半面、生産者物価指数(PPI)は上振れるなどまちまちの内容となっている。(亜州リサーチ編集部)


資源・素材株が上げを主導。中国石油天然気(601857/SH)が3.6%高、中国神華能源(601088/SH)が1.6%高、中国アルミ(601600/SH)が2.4%高、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が2.0%高で引けた。公益株、半導体株、医薬品株、インフラ関連株なども買われている。


半面、銀行・証券株はさえない。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)と杭州銀行(600926/SH)がそろって1.3%、光大証券 (601788/SH)が6.9%、興業証券(601377/SH)が1.8%ずつ下落した。不動産株、空運株なども売られている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.04ポイント(0.41%)高の255.78ポイント、深センB株指数が5.48ポイント(0.47%)高の1166.85ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

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