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23日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で4日ぶり反発、医薬セクター上げ目立つ


23日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比9.05ポイント(0.26%)高の3474.17ポイントと4日ぶりに反発している(上海A株指数は0.26%高の3641.47ポイント)。


企業業績の改善が好感される流れ。中国メディアは22日、「上海・深セン上場企業1430社のうち、4月21日夜時点で四半期業績予告を発表した企業の85%が前年同期比で増益、または黒字転換となる見通し」と報じている。一部の国で新型コロナウイルス感染が再び流行していることなどを不安視し、指数は安く推移する場面がみられたものの、引けにかけて再びプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、医薬品が高い。薬明康徳(603259/SH)が6.8%、上海復星医薬集団(600196/SH)が4.4%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が3.3%ずつ上昇した。


食品飲料株もしっかり。醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が4.4%高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.6%高、乳製品グループ大手の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.3%高で取引を終えた。半導体株、保険株、素材株、発電設備株なども買われている。


半面、石炭株は安い。河南大有能源(600403/SH)が6.8%、鄭州煤電(600121/SH)が3.7%、中国神華能源(601088/SH)が1.9%ずつ下落した。習近平・国家主席は22日に、バイデン米大統領がオンラインで開いた気候変動サミットで演説し、「火力発電の石炭使用量を2060年までに実質ゼロとする目標に向け努力する」と改めて表明したことも不安材料として意識されている。また、国家能源局が22日に正式公布した「2021年能源工作指導意見」によれば、一次エネルギー消費に占める石炭比率に関し、2021年に中国は56%以下に落とす方針だ。


不動産株もさえない。華夏幸福(600340/SH)が4.2%安、金地集団(600383/SH)が2.2%安で引けた。銀行株、自動車株、海運株、公益株も売られている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.03ポイント(0.80%)安の249.80ポイント、深センB株指数が6.26ポイント(0.54%)安の1158.06ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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