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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、原油価格や米株上昇が支援材料


【ブラジル】ボベスパ指数 123998.00 +0.60%
12日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比742.87ポイント高(+0.60%)の123998.00で取引を終了した。123227.5から124584.3まで上昇した。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格や米株上昇が支援材料。また、内需関連を物色する動きが活発になったことも指数をサポートした。新型コロナウイルスワクチンの早期導入期待が経済活動の早期回復観測を高めたもようだ。一方、世界的新型コロナ感染の再拡大が引き続き足かせとなった。

【ロシア】MICEX指数 3471.65 -0.31%
12日のロシア株式市場は10日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比10.83ポイント安(-0.31%)の3471.65で取引を終了した。3520.66から3451.87まで下落した。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。MOEX指数が前日に過去最高値を更新しており、過熱感から利益確定売りが優勢。また、国内外で新型コロナウイルス感染の再拡大も引き続き警戒材料となった。一方、原油価格の上昇が指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 49517.11 +0.50%
12日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比247.79ポイント高(+0.50%)の49517.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同78.70ポイント高(+0.54%)の14563.45で取引を終えた。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。FIIはこの日までに4日連続の買い越しとなった。また、ぜいたく品などの消費が12月に大幅に増加したとの報告が同セクターの物色手掛かりとなった。

【中国本土】上海総合指数 3608.34 +2.18%
12日の上海総合指数は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比76.84ポイント高(+2.18%)の3608.34ポイントと3日ぶりに反発した。約5年1カ月ぶりの高値水準を回復している。上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は3.43%高と急伸した。約13年ぶりの高値水準を回復している。

安寄り後に買われる流れ。新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感はあるものの、中国の経済対策に対する期待感が相場を支えている。政策の恩恵を受けやすい銘柄群に物色の矛先が向かった。今年スタートした第14次5カ年計画(2021-25年)では、内需の拡大や科学技術の発展が主要なテーマとなっている。

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