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30日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で反発、長城汽車やマオタイが上場来高値


30日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比35.42ポイント(1.05%)高の3414.45ポイントと反発した(上海A株指数は1.05%高の3578.98ポイント)。


売り先行後に買われる流れ。米国の対中制裁や世界の新型コロナウイルス感染再拡大など不透明要因はあるものの、中国の経済支援策に対する期待感が相場を支えた。来年スタートする第14次5カ年計画(2021〜25年)の基本指針では、内需の拡大や科学技術の発展に重点を置く方針が示されている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、自動車が高い。長城汽車(601633/SH)が9.4%、上海汽車集団(600104/SH)が2.5%ずつ上昇している。長城汽車は上場来高値を更新した。このほか、車載電池の中国最大手メーカー、寧徳時代新能源科技(CATL:300750/SZ)が10.4%高(上場来高値)。同社は29日引け後、バッテリーの増産計画を明らかにした。最大で総額390億人民元(約6180億円)を投じ、設備の拡張、新設を大規模に進める方針だ。


食品飲料株もしっかり。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.5%上昇し、最高値を切り上げた(終値1933.00人民元、時価総額2兆4282億人民元[38兆5600億円])。素材株やハイテク株、医薬品株、運輸株、発電株、防衛関連株なども買われている。


外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が1.57ポイント(0.66%)高の241.07ポイント、深センB株指数が13.78ポイント(1.30%)高の1076.45ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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