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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料


【ブラジル】ボベスパ指数 113793.1 +0.18%
8日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比203.3ポイント高(+0.18%)の113793.1で取引を終了した。112820.3から114381.1まで上昇した。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤にプラス圏を回復した。内需関連の上昇が指数をサポート。新型コロナウイルスワクチンの早期普及期待に伴う経済活動の回復期待が高まっているもようだ。一方、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、業績悪化懸念から航空セクターもさえない展開を示した。

【ロシア】MICEX指数 3179.61 +0.48%
8日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比15.47ポイント高(+0.48%)の3179.61で取引を終了した。3198.10から3150.84までまでした。

おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、欧州市場がさえない展開を示したことも足かせとなった。国内では、景気の回復遅れ懸念が引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。新型コロナウイルスワクチンの早期普及期待が引き続き支援材料となった。

【インド】SENSEX指数 45608.51 +0.40%
8日のインドSENSEX指数は強含み。前日比181.54ポイント高(+0.40%)の45608.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同37.20ポイント高(+0.28%)の13392.95で取引を終えた。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後買い戻された。外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。また、インフレ率の落ち着き観測も好感された。11月のインフレ率は前月の10.2%から9.2%まで鈍化すると予測されている。ほかに、新型コロナウイルスワクチンの早期導入期待の高まりが引き続き支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3410.18 -0.19%
8日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比6.43ポイント安(-0.19%)の3410.18ポイントと続落した。

米国の対中制裁を不安視する流れ。米政府は7日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の幹部14人(いずれも副委員長)に金融制裁を発動し、米国への渡航も禁止した。米国はこのところ、対中制裁を相次ぎ打ち出している。トランプ米大統領の任期満了を来月に控え(2021年1月20日正午まで)、中国に対する圧力が加速する——と懸念された。

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