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6日の中国本土市場概況:上海総合5.7%高で5日続伸、金融セクター上げ主導


週明け6日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比180.07ポイント(5.71%)高の3332.88ポイントと5日続伸している(上海A株指数は5.71%高の3493.44ポイント)。約2年5カ月ぶりの高値水準を回復した。

中国経済の持ち直し期待が持続する流れ。先週までに公表された経済指標が相次いで上振れたことや、複数の業種で経営状況に改善が見られることが支援材料だ。また、政府系メディアが6日、株高を支持する論陣を張ったことも投資家のリスク選好を高めさせた。

金融株が相場をけん引する。中国工商銀行(601398/SH)が8.5%高、中国人寿保険(601628/SH)と中信証券(600030/SH)がそろってストップ高で引けた。証券に関しては、信用取引の規制緩和も好感されている。不動産株も急伸。保利地産(600048/SH)や緑地控股(600606/SH)などがストップ高した。ハイテク株、消費関連株、自動車株、資源・素材株、運輸株、インフラ関連株など幅広く買われている。

このほか、免税品を扱う業者の物色が続き、中国中免(旧社名、国旅:601888/SH)と王府井集団(600859/SH)、華貿物流(603128/SH)がそれぞれ連日でストップ高した。中国中免と王府井集団は上場来高値を更新している。観光地の海南島で7月1日、免税枠の拡大措置が実施されたことを引き続き材料視。購入限度額は従来の「1人年間3万人民元(約45万6000円)まで」から「1人年間10万人民元(約152万1000円)まで」に引き上げるなか、旅行客が殺到しているようだ。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が13.61ポイント(6.06%)高の238.27ポイント、深センB株指数が25.99ポイント(2.89%)高の925.07ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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