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30日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で反発、PMI上振れ好感


30日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比23.16ポイント(0.78%)高の2984.67ポイントと反発している(上海A株指数は0.78%高の3128.45ポイント)。3月10日以来、約3カ月半ぶりの高値水準を回復している。

中国経済指標の改善が相場の支援材料となる流れ。国内経済の持ち直しが意識されている。中国国家統計局などが朝方公表した6月経済指標では、製造業PMIと非製造業PMIがそろって予想を上回った。28日に発表された5月の全国工業企業利益では、2019年11月以来、6カ月ぶりのプラス成長回復が確認されている。

業種別では、証券が高い。招商証券(600999/SH)が7.0%、中信建投証券(601066/SH)が4.5%、中信証券(600030/SH)が2.6%ずつ上昇した(中信建投証券は上場来高値を更新)。市場活性化の思惑が広がる。中国人民銀行、香港金融管理局、マカオ金融管理局は29日、幅広い理財商品(資産運用商品)を域内で相互に購入できるようにする「越境理財通」をモデル実施する方針を明らかにした。不動産株も急伸。緑地HD(600606/SH)がストップ高した。このほかハイテク株、医薬品株、消費関連株、インフラ関連株、運輸株なども買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が2.22ポイント(1.05%)高の213.45ポイント、深センB株指数が8.41ポイント(0.97%)高の872.71ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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