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1日の香港市場概況:ハンセン2.2%安で反落、配当停止でHSBC9.5%下落


1日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比517.69ポイント(2.19%)安の23085.79ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が189.79ポイント(1.98%)安の9404.98ポイントとそろって反落した。売買代金は1312億3000万香港ドルとなっている(3月31日は1133億4100万香港ドル)。

外部環境の不透明感が重し。米景気の悪化懸念が強まるなか、昨夜の米株が売られた流れを継いだ。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、新型コロナウイルスのパンデミックにより、4~6月期の米経済成長率が年率換算でマイナス34%に落ち込むとの予測を示している。米ジョンズ・ホプキンス大学の最新データによれば、米国全体の新型コロナ感染者数は世界最多を更新。当局の感染拡大抑制策を通じ、経済活動の停滞が長引くとの見方も広がった。時間外取引のNYダウが下げ足を速めるなか、香港の各指数も引けにかけて下げ幅を広げている。

ハンセン指数の構成銘柄では、金融大手グループのHSBC(5/HK)が9.5%安と急落。1銘柄だけで指数を187.6ポイント押し下げた。2020年中の配当実施を見合わせる方針が売り材料視されている。英イングランド銀行(中央銀行)の要請に応え、2020年のほか、未払いの19年第4四半期配当についても、計画を撤回する意向だ。このほか、配当実施を見送ったスタンダード・チャータード(2888/HK)も7.6%下落している。

セクター別では、中国の自動車が安い。広州汽車集団(2238/HK)が10.5%、東風汽車集団(489/HK)が7.1%、比亜迪(BYD:1211/HK)が6.2%、吉利汽車HD(175/HK)が5.2%、長城汽車(2333/HK)が5.0%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が4.6%ずつ下落した。広州汽車集団や長城汽車、BYDは昨日引け後に通期決算を報告し、それぞれ減益を明らかにしている。

天然ガスなどエネルギー関連セクターも下げが目立つ。華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が5.9%安、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が5.3%安、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が3.5%安、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が3.1%安で引けた。

第5世代(5G)ネットワーク関連銘柄もさえない。通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が2.7%安、通信設備メーカーの京信通信系統HD(2342/HK)が2.6%安、基地局運営の中国鉄塔(788/HK)が2.3%安、通信機器・設備メーカーの中興通訊(ZTE:763/HK)が2.1%安と値を下げた。

本土市場も反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.57%安の2734.52ポイントで取引を終えた。自動車株が安い。消費関連株、海運株、医薬品株、資源・素材株、インフラ関連株、発電株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。金融株と不動産株の一角も買われた。

【亜州IR】




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