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22日の香港市場概況:ハンセン1.3%高で3日ぶり反発、アップル関連に買い


22日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比355.71ポイント(1.27%)高の28341.04ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が204.57ポイント(1.86%)高の11174.70ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は1014億9300万香港ドルにやや縮小している(21日は1328億4000万香港ドル)。

新型ウイルス肺炎による景気不安がやや薄らぐ流れ。新型コロナウイルス感染による肺炎患者の増加について大手ブローカーは、「中国経済にとっては逆風だが、当局は追加の金融緩和など経済対策を強化して善処する」との見方を示した。また、習近平・国家主席は20日、「感染拡大を全力で防ぎ、制圧する」措置を講じるよう指示。情報公開が2003年のSARS(サーズ、重症急性呼吸器症候群)まん延時と比べ、迅速になされていることも投資家の不安心理を和らげさせた。主要企業の決算報告を前に、業績の改善見通しが相次いだことも投資家心理を上向かせている。

ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.0%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が4.7%高、通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が3.7%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が3.6%高と上げが目立っている。米アップルのサプライヤーとして知られる舜宇光学科技、瑞声科技に関しては、「新たな低価格iPhoneが2月に大量生産開始される見込み」と複数関係者の話として報じられたことが刺激材料だ。

セクター別では、半導体や5Gネットワーク関連が高い。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.3%、華虹半導体(1347/HK)が4.7%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.8%、京信通信系統HD(コムバ・テレコムシステムズ:2342/HK)が4.3%、中興通訊(ZTE:763/HK)が3.7%、中国鉄塔(チャイナ・タワー:788/HK)が2.9%ずつ上昇した。

中国不動産セクターもしっかり。融創中国HD(1918/HK)が3.4%高、万科企業(2202/HK)が3.2%高、龍湖集団HD(960/HK)が2.9%高、中国恒大集団(3333/HK)が2.6%高で引けた。

中国自動車セクターも物色される。比亜迪(BYD:1211/HK)が4.1%高、北京汽車(1958/HK)が3.1%高、広州汽車集団(2238/HK)が2.5%高と値を上げた。

他の個別株動向では、損害保険で中国最大手の中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が2.0%高と反発。同社は21日引け後、2019年通期の35~60%増益見通しを報告した。このほか増益見通しを明らかにした銘柄では、海通証券(6837/HK)が2.0%上昇している。

一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.28%高の3060.75ポイントで取引を終えた。ハイテク株が高い。不動産株や自動車株、金融株、非鉄株、運輸株、消費関連株の一角なども買われた。半面、医薬品株は安い。資源・素材株の一角も売られた。

【亜州IR】




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