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16日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で3日続落、大型金融株下げ主導


16日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.96ポイント(0.52%)安の3074.08ポイントと3日続落した(上海A株指数は0.52%安の3221.10ポイント)。

指標発表前に買いが手控えられる展開。国家統計局は17日、19年10~12月GDP成長率と12月の各種経済統計(小売売上高や固定資産投資、鉱工業生産など)を公表する。内容を見極めたいとするスタンスが強まった。一方、米中両政府は昨夜、通商協議「第1段階の合意」文書に署名。目先の好材料が一旦出尽くしたとの見方も広がった。

大型金融株が下げを主導する。中国人寿保険(601628/SH)が2.5%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.4%安で引けた。資源・素材株、運輸株、公益株、インフラ関連株の一角なども売られている。

半面、自動車関連株はしっかり。そのほか医薬品株、消費関連株やハイテク株の一角も買われた。

なお本日は、北京と上海を結ぶ幹線高速鉄道の運営会社、京滬高速鉄路(601816/SH)が上海市場に新規株式公開(IPO)した。公開価格(4.88人民元)を38.7%上回る6.77人民元で取引を終了。初値は5.86人民元、高値は6.99人民元となっている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.58ポイント(0.61%)安の258.14ポイント、深センB株指数が2.61ポイント(0.26%)高の997.54ポイントで終了した。

【亜州IR】




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