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20日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で反落、ハイテク株安が相場の重し


20日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.13ポイント(0.40%)安の3004.94ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、12.78ポイント(0.40%)安の3148.59ポイントで取引を終えている。

利食い売り圧力が意識される流れ。指数が約4カ月ぶりの高値水準で推移するなか、直近で上げが目立っていたハイテク株が売られ、全体相場の重しとなっている。台湾・日月光投資HD(ASE:3711/TW、ASX/NYSE)傘下部品メーカーの環旭電子(601231/SH)が9.5%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.0%安で引けた。それぞれ今月中旬に年初来高値を更新していたが、年末を前に利益確定が進んでいる。このほか発電株、食品・飲料株、医薬品株、資源・素材株の一角も売られた。

もっとも、下値は限定的。米中通商合意の期待感が持続している。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給も相場を支え、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。人民銀は20日、リバースレポを通じて総額1500億人民元を市中に供給した。今週18日、21営業日ぶりにレポを再開し、20日までの3日間で合計6300億人民元を供給している。朝方公表した実質的な政策金利「ローンプライムレート(LPR)」(毎月20日に公表)に関しては、予想通り1年物と5年物が前月水準に据え置かれた。

不動産株が高い。金地集団(600383/SH)が3.1%上昇した。証券株や銀行株の一角も買われている。

一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が1.39ポイント(0.55%)高の254.50ポイント、深センB株指数が4.87ポイント(0.53%)高の930.08ポイントで終了した。

【亜州IR】




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