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香港株式概況:ハンセン0.6%高で3日ぶり反発、ハイテク関連に買い


5日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比154.48ポイント(0.59%)高の26217.04ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が67.74ポイント(0.66%)高の10321.83ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は669億3300万香港ドルにやや縮小している(4日は718億5700万香港ドル)。

米中通商合意の期待感が再び浮上する流れ。通商協議の行方に関し、米メディアは「米中は第1段階の合意に盛り込む関税の撤回範囲で歩み寄りつつある」と事情に詳しい関係者の話として報じた。また「合意は急がない」と発言していたトランプ米大統領は4日、メルケル独首相と会談した際に、「中国との協議はとても良好に進んでいる」と述べている。

ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が6.8%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.3%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が2.4%高、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が2.3%高と上げが目立った。
業種別では、半導体や5Gネットワーク関連が高い。華虹半導体(1347/HK)が15.1%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が3.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.5%、京信通信系統HD(2342/HK)が5.5%、中興通訊(ZTE:763/HK)が3.6%、中国鉄塔(チャイナ・タワー:788/HK)が1.3%ずつ上昇した。半導体銘柄に関しては、市況改善の期待感が高まっている。

中国金融セクターもしっかり。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が2.8%高、中国民生銀行(1988/HK)が1.3%高、新華人寿保険(1336/HK)が2.7%高、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が2.3%高、中信証券(6030/HK)が1.7%高で引けた。

医薬品セクターも物色される。上記した中国生物製薬のほか、康哲薬業HD(867/HK)が2.5%高、石薬集団(1093/HK)と薬明生物技術(ウーシーバイオロジック:2269/HK)がそろって1.6%高、微創医療科学(853/HK)が1.1%高と値を上げた。

他の個別株動向では、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が1.8%高と5日ぶりに反発。同社に対しては、ブローカー各社が強気な投資判断を相次いで示している。

本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.74%高の2899.47ポイントで取引を終えた。金融株が相場けん引。ハイテク株、医薬品株、消費関連株、自動車株、インフラ関連株、素材株なども買われた。

【亜州IR】




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