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12日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日ぶり反発、金融株が相場けん引


12日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.85ポイント(0.17%)高の2914.82ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、5.10ポイント(0.17%)高の3053.80ポイントで取引を終えている。

海外マネーの流入が支え。中国メディアの集計により、アブダビ投資庁(世界最大級の政府系投資ファンド)が第3四半期にA株投資を加速し、9月末までに中国人寿保険(601628/SH)など28銘柄の流通株大株主に躍り出たことが判明した。また、株価指数を開発・算出するMSCIは今月26日、グローバル株価指数のA株組み入れ比率を再度引き上げる予定(15→20%)。今回の組み入れ比率引き上げを通じ、A株市場に流入する新規資金は70億米ドル(約7640億円)規模に達するとの見方がある。

金融株が相場をけん引。中国太平洋保険(601601/SH)が1.4%、中国銀行(601988/SH)が0.6%、中国工商銀行(601398/SH)が0.5%ずつ上昇した。インフラ建設関連株もしっかり。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が1.2%高で引けた。食品・飲料株、海運株、メディア関連株なども上げが目立っている。

一方、外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が0.28ポイント(0.11%)安の259.58ポイント、深センB株指数が1.39ポイント(0.15%)安の907.78ポイントで終了した。

【亜州IR】



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