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5日の香港市場概況:ハンセン2.9%安で4日続落、新鴻基地産発展5.2%下落


週明け5日の香港市場は大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比767.26ポイント(2.85%)安の26151.32ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が266.99ポイント(2.58%)安の10081.64ポイントとそろって4日続落した。ハンセン指数は今年1月8日以来の安値水準に落ち込んでいる。売買代金は994億7800万香港ドルにやや縮小した(2日は1142億6200万香港ドル)。

香港域内の社会混乱を懸念。「逃亡犯条例」改正案をきっかけとするデモが続く現地では5日、大規模なストライキが決行された。幅広い業種に広がり、香港国際航空では、香港フラッグキャリアの国泰航空(キャセイ航空:293/HK)など200便余りが欠航している。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官に対し、反対派の不信感は払しょくされていない。

人民元安の動きもネガティブ。人民元のオフショア市場では5日朝方、対米ドルが節目の7人民元を突破し、過去最安値を更新した。米中の貿易摩擦がさらに激化するとの懸念から、人民元の先安感が強まっている。トランプ米大統領による対中制裁関税の「第4弾」発動表明を受け、中国外交部は2日、「相応の対抗措置を取らざるを得ない」と報復の可能性を示唆。また、「中国政府は国有企業に対し、米産農産物の輸入停止を要請した」との関係者情報も流れた。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50銘柄のうち下落49)。新鴻基地産発展(16/HK)が5.2%安、長江実業集団(1113/HK)が5.1%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が4.4%安、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が4.3%安、創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が4.0%安と値下がり率上位に並んだ。

業種別では、空運や海運、鉄道、物流など運輸関連が安い。上述した国泰航空が4.2%、中国東方航空(670/HK)が6.5%、中国南方航空(1055/HK)が6.1%、中国国際航空(753/HK)が6.0%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が6.5%、太平洋航運集団(2343/HK)が5.1%、香港鉄路(MTR:66/HK)が3.4%、深セン国際HD(152/HK)が3.1%ずつ値を下げた。香港鉄路が運営する地下鉄では、域内11路線のうち7路線で一部区間が運休している。

マカオ・カジノ銘柄も急落。澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が5.0%安、新濠国際発展(メルコ・インターナショナル:200/HK)が4.5%安、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.6%安、美高梅中国HD(MGMチャイナ・ホールディングス:2282/HK)が3.4%安で引けた。

本土市場も4日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.62%安の2821.50ポイントで取引を終えた。金融株が下げを主導する。不動産株、空運株、海運株、資源・素材株、自動車株、インフラ関連株、医薬品株、消費関連株なども売られている。半面、農業関連株はしっかり。産金株、航空・防衛関連株の一角も物色された。

【亜州IR】





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