概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、終値ベースで過去最高値を更新

【ブラジル】ボベスパ指数　93627.80　-0.30％
27日のブラジル市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1236.45ポイント高(+1.32％)の94864.25で取引を終えた。93625.69から95444.06まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。米中貿易摩擦への過度な警戒感が緩和したことが好感された。トランプ米大統領は27日、日米首脳会談後の共同記者会見で、「私はある時点で中国と合意すると思う」と発言し、米中通商合意に自信を示した。また、経済指標の改善なども支援材料。4月の経常赤字は6200万米ドルとなり、前月の4億9400万米ドルの赤字から大幅に縮小した。

【ロシア】MICEX指数　2632.95　+0.52%
27日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比13.71ポイント高(+0.52%)の2632.95で取引を終了した。2617.63から2632.95まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。ブレント原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いが広がった。また、米中貿易摩擦への過度な警戒感が緩和されていることも支援材料。トランプ米大統領は27日、日米首脳会談後の共同記者会見で、「私はある時点で中国と合意すると思う」と発言した。一方、この日の米国市場などが休場となるため、積極的な買いは手控えられた。

【インド】SENSEX指数　39683.29　+0.63％
27日のインドSENSEX指数は続伸。前日比248.57ポイント高(+0.63％)の39683.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.65ポイント高(+0.68％)の11924.75で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。SENSEX指数はこの日、終値ベースで過去最高値を更新。総選挙における与党圧勝の見込みが好感され、外資の流入加速期待は高まった。また、外国人投資家（FII）の買い継続も指数をサポート。FIIはこの日、3日連続の買い越しとなった。

【中国本土】上海総合指数　2892.38　+1.38％
週明け27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比39.38ポイント高（+1.38％）の2892.38ポイントと続伸した。

人民元安進行の一服が好感される流れ。中国人民銀行（中央銀行）は朝方、人民元の対米ドル基準値を2営業日連続で元高方向に設定した。この日の上海外国為替市場では、元高の動きが継続している。米中貿易摩擦の過度な警戒感も和らぐ。トランプ米大統領は27日、日米首脳会談後の共同記者会見で、「私はある時点で中国と合意すると思う」と発言し、米中通商合意に自信を示した。中国景気の先行き不安で売りが先行したものの、指数は中盤からプラスに転じている。



＜CS＞