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23日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、上海の不動産・物流株は急伸


23日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.45ポイント(0.51%)安の3198.59ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、17.23ポイント(0.51%)安の3350.23ポイントで取引を終えている。

前日の軟調地合いを継ぐ。3月の中国経済指標が上振れしたことを受け、一部のアナリストは「政府はそれほど強力な追加刺激策を導入しない」と分析している。主要企業の決算報告が進むなか、業績に対する期待感で上昇する場面がみられたものの、買いの勢いは続かなかった。

業種別では、インフラ関連が安い。中国交通建設(601800/SH)が3.5%、上海電気集団(601727/SH)が3.0%、中国冶金科工(601618/SH)が2.8%ずつ下落する。素材株、空運株、ハイテク株、自動車株、発電株なども下げが目立った。

半面、不動産デベロッパーなど上海拠点の銘柄群は物色される。上海市北高新(600604/SH)と華貿物流(603128/SH)がそろってストップ高、上海張江高科技(600895/SH)が6.2%高、上海臨港控股(600848/SH)が4.8%高で引けた。「長江デルタ一体化発展規画綱要」が近く正式公表される——と伝わったことを材料視している。このほか、前日に下げた金融株に買い戻しが入った。上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は0.3%高で引けている。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が1.52ポイント(0.48%)安の314.68ポイント、深センB株指数が7.24ポイント(0.69%)安の1040.62ポイントで終了した。

【亜州IR】



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