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15日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で3日続落、上海50A指数は0.2%上昇


週明け15日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比10.84ポイント(0.34%)安の3177.79ポイントと3日続落した。上海A株指数も下落し、11.38ポイント(0.34%)安の3328.42ポイントで取引を終えている。

売り圧力が意識される流れ。中国景気の先行き楽観などで上海総合指数は一時2%上昇したものの(年初来高値に接近)、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じている。12日引け後に発表された金融統計では、国内金融機関の人民元建て新規融資が予想を上回った。前月実績と比較し、2倍以上に膨らんでいる。今週は17日に3月の重要経済統計(鉱工業生産や小売売上高など)や第1四半期GDP成長率が公表されることもあり、結果を見極めたいとするスタンスも漂った。

業種別では、医薬品が安い。薬明康徳(603259/SH)が3.4%、人福医薬集団(600079/SH)が3.1%、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.7%ずつ下落した。発電株、食品・飲料株、自動車株、不動産株、ハイテク株、資源・素材株などもさえない。

半面、時価総額上位の金融株はしっかり。中国平安保険(601318/SH)が1.5%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.4%高と値を上げた。大型株が買われるなか、上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は0.2%高で引けている。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.12ポイント(0.04%)安の313.14ポイント、深センB株指数が23.19ポイント(2.18%)安の1039.07ポイントで終了した。

【亜州IR】



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