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6日の中国本土市場概況:上海総合1.6%高で4日続伸、株高で証券・保険セクターに買い


6日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比47.85ポイント(1.57%)高の3102.10ポイントと4日続伸した。約9カ月ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数も上昇し、50.20ポイント(1.57%)高の3248.98ポイントで取引を終えた。

全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開催で投資家心理が上向く。5日に開幕した全人代の「政府活動報告」では、大規模な企業減税や各種産業支援策などの景気刺激策が打ち出された。15日までの期間中に、合計13回の記者会見が行われる予定で、これから発表される具体的な政策が注目されている。

株高メリットを意識し、保険株と証券株が急伸。中信建投証券(601066/SH)と中原証券(601375/SH)、中国人民保険集団(601319/SH)がそろってストップ高した。中国人民保険集団は2018年11月16日、A株市場に新規公開し(香港と重複上場)、このところ連日で上場来高値を更新している。中信建設証券は18年6月に新規A株上場(香港と重複)。連日で最高値を切り上げている。インフラ関連株、素材株、消費関連株、自動車株、公益株、医薬品株なども上げが目立った。

ハイテク株も物色が続く。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が連日でストップ高、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が6.2%高で引けた。東方通信は上場来高値を更新。株価は昨年末比で3倍を超えた。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が2.11ポイント(0.68%)高の311.41ポイント、深センB株指数が6.22ポイント(0.61%)高の1023.21ポイントで終了した。

【亜州IR】



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