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27日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で続落、中国車セクターに売り


27日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比14.62ポイント(0.05%)安の28757.44ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が86.68ポイント(0.75%)安の11457.27ポイントとそろって続落した。売買代金は1210億4300万香港ドルとなっている(26日は1334億9900万香港ドル)。

企業業績の悪化を警戒して売りが広がる流れ。主要企業の決算発表が始まるなか、一部企業の業績低迷が投資家心理を冷やした。米利上げ観測の後退などを手がかりに指数は小高く推移していたものの、終盤に入り売りが優勢となっている。グローベックスのNYダウ先物が続落していることも逆風だ。

業種別では、自動車が安い。長城汽車(2333/HK)が5.3%、比亜迪(BYD:1211/HK)が4.5%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が4.4%、北京汽車(1958/HK)が4.1%、広州汽車集団(2238/HK)が3.5%ずつ下落した。BYDは26日引け後、18年業績の純利益が3割減少したと報告している。

そのほか、中間業績の5割減益を報告した玖龍紙業(2689/HK)が3.4%安、中間期の赤字幅が拡大した思捷環球HD(エスプリ・ホールディングス:330/HK)が2.9%安。通期決の減益を報告した東亜銀行(23/HK)が6.0%値下がりした。

スマートフォンや第5世代(5G)ネットワーク関連銘柄の一角もさえない。小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が5.0%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が2.6%安、通信設備の京信通信系統HD(2342/HK)が6.3%安、光ファイバー・ケーブルメーカーの長飛光繊光纜(6869/HK)が3.3%安、通信基地局運営の中国鉄塔(チャイナ・タワー:788/HK)が2.7%安で引けた。瑞声科技は25日引け後、2019年第1四半期(1~3月)業績の65~75%減益予想を公表。それ以後、売りが続いている。

半面、香港の不動産関連セクターはしっかり。長江実業集団(1113/HK)が2.0%高、嘉里建設(683/HK)が4.3%高、新鴻基地産発展(16/HK)と領展房地産投資信託基金(823/HK)がそろって0.8%高と上昇した。米10年債利回りが低下し、金融政策で米国に追随する香港でも金利上昇圧力が弱まると期待されている。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け、「3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定はない」とする見方が強まった。

一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%高の2953.82ポイントで取引を終えた。保険株が急伸。空運株や紙パルプ株、不動産株、軍需関連株、消費関連株も買われた。半面、自動車株、ハイテク株、医薬品株、インフラ関連株、証券株は値下がりしている。

【亜州IR】



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