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1日の中国本土市場概況:上海総合1.3%高で続伸、証券セクターに買い


1日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比33.66ポイント(1.30%)高の2618.23ポイントと続伸した。約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、35.26ポイント(1.30%)高の2741.84ポイントで取引を終えた。

市場活性化策が好感される。中国証券監督管理委員会は1月31日、◆株式やETFなど「権益類証券」への投資に関するリスク資本準備の算出基準を緩和すること、◆信用取引制度で強制決済の基準となる担保比率を(証券会社が)自由に設定できること、◆域外の機関投資家に対し、参入条件や投資範囲に関する規制を緩和すること——など株式市場の改革案をまとめて公開した。また、これ以前には、中国銀行保険監督管理委員会の肖遠報道官が28日、機関投資家としての保険会社の役割をより十分に発揮させる方針を明示。優良株投資を奨励する意見を発表した。また、31日(米時間)に終了した閣僚級の米中通商協議に関し、概ね良好だったとする見方も買い安心感につながっている。国営メディアの新華社は1日、「中国の貿易代表団は、協議には重要な進展があったと表明した」と報じている。

業種別では、証券の上げが目立つ。東方証券(600958/SH)が5.9%高、中国銀河証券(601881/SH)が3.6%高で引けた。直近で下げの目立っていた医薬品株とハイテク株も急伸。漢方薬など各種医薬品製造・販売の康美薬業(600518/SH)がストップ高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が6.8%高と値を上げた。このほか消費関連株、空運・紙パルプ株、インフラ関連株、素材株、自動車株、不動産株など幅広く物色されている。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が3.20ポイント(1.18%)高の275.32ポイント、深センB株指数が17.91ポイント(2.09%)高の874.80ポイントで終了した。

春節(旧正月)を迎えるなか、本土市場は週明け4~8日が休場となる。取引再開は翌週の11日。

【亜州IR】




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