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17日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で3日ぶり反落、ハイテク株に売り


17日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.79ポイント(0.42%)安の2559.64ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、11.32ポイント(0.42%)安の2680.26ポイントで取引を終えた。

米中関係のもつれが警戒される。米紙は16日、「米通信会社の企業秘密を盗んだ疑いで、米政府が中国通信設備メーカーの華為技術(ファーウェイ)を捜査している」と消息筋情報として報道した。近く起訴する可能性があるという。米中貿易摩擦問題の解決を目指し、1月末に両国は閣僚級の協議を予定しているものの、成り行きに対する不安感が漂った。ただ、指数は小高く推移する場面もみられている。中国の政策に対する期待が強まる状況だ。財政部や国家発展改革委員会など中国当局が相次いで景気対策に言及する中、市場では「新4兆元政策」への期待感が広がりつつある。

業種別では、ハイテクが安い。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.6%、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が3.2%ずつ値を下げた。三安光電は約4年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。消費関連株や自動車株、医薬品株、インフラ関連株、軍需関連株、不動産株、証券株なども売られた。


半面、保険株や銀行株の一角はしっかり。新華人寿保険(601336/SH)が1.5%高、中国建設銀行(601939/SH)が0.6%高で引けた。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.10ポイント(0.04%)安の276.92ポイント、深センB株指数が1.82ポイント(0.21%)安の863.68ポイントで終了した。

【亜州IR】



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