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4日の香港市場概況:ハンセン2.2%高で3日ぶり反発、石薬集団が10%上昇


4日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比561.67ポイント(2.24%)高の25626.03ポイントと3日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が194.20ポイント(1.97%)高の10029.65ポイントと続伸した。売買代金は804億7200万香港ドルに拡大している(3日は683億5300万香港ドル)。

米中通商交渉の進展期待が強まる流れ。中国商務部は4日午前に、「来週7~8日にかけて、米中両国は次官レベルで通商協議する」と発表している。すでに消息筋情報として、「米政府代表団は1月7日の週に訪中し、中国当局者と貿易問題で協議する」と前年のうちに報じられていた。正式にアナウンスされたことで投資家に安心感が広がっている。中国の金融緩和期待も追い風。李克強首相は4日、「預金準備率を全面的に下げるなどの対策を講じ、民間や中小零細企業の資金調達を支える」と発言した。

ハンセン指数の構成銘柄では、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が10.1%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が8.4%高、不動産デベロッパー香港大手の長江実業集団(1113/HK)が5.6%高と上げが目立った。石薬集団に関しては、主席で筆頭株主の蔡東晨氏が同社株を昨年末に買い増したことが判明。株価の下値不安が後退した。

業種別では、不動産が高い。香港系では上記した長江実業集団のほか、恒基兆業地産(12/HK)が5.0%、新世界発展(17/HK)が4.9%、新鴻基地産発展(16/HK)が4.8%、本土系では碧桂園HD(2007/HK)が5.4%、万科企業(2202/HK)が5.2%、広州富力地産(2777/HK)が4.3%ずつ値を上げた。

中国証券セクターも急伸。中信証券(6030/HK)が6.1%高、中国銀河証券(6881/HK)が5.8%高、海通証券(6837/HK)が5.3%高、広発証券(1776/HK)が4.5%高、華泰証券(6886/HK)が3.9%高で引けた。

第5世代(5G)通信ネットワーク関連銘柄もしっかり。通信設備の京信通信系統HD(2342/HK)が2.8%高、通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が2.6%高、基地局運営の中国鉄塔(788/HK)が2.9%高、光ファイバー・ケーブルメーカーの長飛光繊光纜(6869/HK)が4.7%高と買われた。

一方、本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比2.05%高の2514.87ポイントで取引を終えた。金融株が相場をけん引。不動産株、医薬株、消費関連株、インフラ関連株、資源・素材株、ハイテク株、航空・宇宙関連株なども物色された。


【亜州IR】



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